英語で女性のことを褒める時、何と言いますか?多くの人が
- She is pretty.
- She is beautiful.
などと言うと思いますが、この2つ実はニュアンスが全然違うってご存知でしょうか?今回は”pretty”と”beautiful”の正しい意味と「かわいい」「きれい」の英語表現について見ていきましょう!
prettyとbeautifulの意味の違いと正しい使い方
多くの方が学校で習う訳として、
- pretty:可愛い
- beautiful:きれい
などと覚えている人も多いと思いますが、実はこれだけだと正確な使い分けはできないんです。
◆prettyは外見がとにかく可愛い時の褒め言葉
prettyを外見を褒める時の使い方は、外見が可愛らしいことを褒める使われる表現です。それもprettyはいわゆるキレイ系の美人と言うよりは、ちょっと童顔くらいの可愛らしい顔立ちの女性について言うことが多いです。
- She is pretty.(彼女は可愛らしいね)
- There were some pretty girls in front of the door.(何人か可愛らしい子がドアの前にいたよ)
なので、相手が妙齢の女性であったりビジネスパーソンであったりすると、prettyを使うとちょっと失礼にあたることもあります。日本人でも、成人女性に”女子”と言うと不快に思う方がいるのと同じですね。可愛らしいというニュアンスの反面、内面はさておき外見は可愛い、というニュアンスで使われることもある外見についてのみ表現する英単語です。逆にある程度年齢を重ねたら”beautiful”と言ってあげるとたいてい喜んでもらえます。
また、prettyは「とても」という意味でveryと同じ意味で使われることもよくあります。主にアメリカで多く見られる表現ですね。後ろに形容詞を持ってきて、
- My score on TOEIC was pretty good.(TOEICのスコアがとても良かったよ)
- You did it pretty well.(上手くやったね!)
などと言います。prettyだからと言って「え、かわいいgoodって?」と思わず、意味を強める使い方もあると覚えておくと混乱しないでしょう。
◆beautifulは外見だけじゃなく内面についても”キレイ”と言える
一方で、beautifulは色々なことについて”キレイ”だと表現でき、外見だけでなく内面、心や態度が美しいという時でも使えます。
- She is beautiful.(彼女はキレイな人だね)
- It’s a beautiful day.(良い天気だね)
- She has beautiful mind.(彼は心がキレイだね)
beautifulはあらゆる”キレイなこと”について表現する時に使います。女性を褒める時にはある程度大人の女性やゴージャスなドレスを着ている時などに”You are beautiful.”と言ってあげると喜ばれるでしょう。
prettyよりも使えるシーンが多くて、外見だけでなく内面でも褒める時はbeautifulを使うようにしましょう。また、外見について言う時もbeautifulの方がやや意味が強いことが多いです。
映画アラジンで、ヒロインであるジャスミンに対してのアラジンとジーニー(ランプの妖精)の会話で、
ジーニー:She is pretty?(彼女かわいいかい?)
アラジン:Beautiful!!(もっと、美しいんだ!)という会話がありますが、やはりbeautifulは外見も内面も含んだ女性を褒める最上級の表現で使われていることが分かりますね。
以上、いかがだったでしょうか?知らずに意味を混同していることもあったかもしれませんが、正しく使い分けられるとグッとネイティブっぽい表現に近づきますのぜ、ぜひチェックしていってください!
情報提供元:English Hacker
記事名:「キレイと可愛いは違う!prettyとbeautifulの意味の違いと正しい使い方」