初対面の人と会話をしていてお互いの仕事を聞くことはよくあると思いますが、意外と自分の仕事をしっかり伝えるのはコツがいります。日本語のまま話しても通じなかったり、英語ならではの表現があるので意味を誤解しがちなので、気をつけるべきポイントをまとめてみました。
英語で自分の仕事を伝える時に気をつけるポイント
What do you do?は「今何していますか?」ではない!
【ストーリー】
夕食の前に仕事から帰って来たジェシーの旦那さん、レイに会いました。挨拶をして軽く会話。
「君のお父さん、何をしているの」
って。てっきり、今何しているのかをきかれたかと思って…。
「What do you do?」は「今何をしているのですか」と勘違いしてしまいそうな文章ですね。しかしその場合は「What are you doing?」と進行形になるはず。「What do you do?」は職業を含め、どういうことをしているのかと尋ねるときに使います。
これはなぜかと言うと、
ふだん何をしていますか?=(平日などの時間に)いつも何をしていますか?=仕事は何ですか?
という意味のつながりがあり、いつもしていること、つまり職業について聞いているということです。
自分の職業を英語で伝える時のポイント
学生の場合は、働いていないと答えるのではなく、「I’m a high school student.(私は高校生です。)」でOKです。
英語で自分の仕事を伝える表現
具体的な職業を伝える時、働いている人は具体的な職業を伝えましょう。
- I’m a white-collar man.(サラリーマンです)
- I’m a secretary.(秘書です)
などと言います。単語ひとつで言い表せない事のときは、
- I work at a construction company.(建設会社で働いています)
- I’m in education.(教育関係で働いています。)
などと、働いている分野を言うことができます。”work for (所属組織名)”の表現はかなり使うので覚えておきましょう。
また、「salary」は「給料」のこと。給料をもらって働いている人を日本では「サラリーマン」、女性版は「office lady」を略して「OL」と呼んでいますね。これらはどちらも和製英語で、英語では女性男性区別なく「office worker」です。でも最近では、口語で「salaryman」が日本独特のお堅い会社文化で仕事をしている人という意味をさすのだとか(笑)
また、「business man」はニュアンスとしては実業家や会社の経営者又は商売人という意味になります。ただ、「会社員です」「実業家です」ではどんな仕事をしているのかわかりませんので一緒に仕事の内容をぜひ伝えましょう。
職業にまつわる英語表現まとめ
職業を示す単語も数個あり、混乱してしまいがち。でもそれぞれ全く違う意味になるので違いをおぼえておきましょう。
- work:仕事全般に対して広い意味合いで使えます。職業ではない作業や活動もworkです。
- job:誰かがする具体的な仕事。職業を意味する最も一般的な単語。
- occupation:書類などでよく見かけます。堅苦しい言い方なので会話ではあまり使われません。
- career:人生の長い期間で見た場合の仕事。日本語で使うキャリアと似た意味。
- task:一連の仕事の中でひとつの課せられた任務・職務。日本語のタスクと近い。
- profession:医師・弁護士・教師のような専門性の高い職業
- business:実業・商業関係の営利を目的とする職業
職業はよく尋ねられる質問なので、あらかじめ答えを用意しておくとよいですね。
以上、いかがだったでしょうか?仕事について英語で伝えられることは英会話をする上でもかなり大事なことなので、しっかり理解して知っておきましょう!
情報提供元:English Hacker
記事名:「「サラリーマンは」通じない!英語で自分の仕事を伝える時に気をつけるポイントまとめ【マンガで英語vol.3】」