寒い季節になると温かい麺を食べたくなりますよね。
うどんや蕎麦もいいですが、今回ご紹介するのは『温麺(うーめん)』。
白石温麺(しろいしうーめん)とも呼ばれています。
素麺と同じく、熱くしても冷たくしてもおいしく頂ける、宮城県白石市の特産品です。
 
 
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
 

白石温麺と『きちみ製麺』

 
宮城県白石市にある『きちみ製麺』は、白石温麺やうどん、そば、素麺などの販売を手掛けている会社です。
 
白石温麺の由来は今から400年前。
「味右衛門」という若者が、油を使用せずに作った麺を父に食べさせたところ、父の胃病が治ったそう。
その話が殿である片倉小十郎に伝わり、味右衛門の温かい心をたたえて「温麺」と言う名を名付け、地場産品として奨励したという話があります。
 
 
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
 
吉見家は片倉小十郎に長い間仕えていた事から、片倉家の旗印であるつりがねを商標としてお許しいただいたそうです。(現社長は15代目)
昔から白石温麺に深い関わりを持っているんですね。
 
 
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
 

白石温麺の特徴って?

 
実は、普通の素麺は麺を延ばす時に食用油を使っているそうです。
白石温麺の特徴は、先に述べたように油を使っていないという事。
そのため消化にもよく胃にも優しい麺なのだそう。
添加物も使っていないので、子供からお年寄りまで安心して食べることができます。
 
 
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
 
普通の素麺よりも麺が太く短いため、麺の味をしっかりと感じられるし、茹でやすいという特徴もあります。
ぜひ違いを味わってみて下さい。
 
 
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温麺の種類も多種多様

 
きちみ製麺には、看板商品のつりがね(銀印)白石温麺をはじめ、さまざまな種類の温麺があります。
食べ比べて、材料や味わいの違いなどを味わうのもお勧めです。
 
 
つりがね(銀印)白石温麺
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
懐かしい味わいの定番温麺。
きちみ製麺の看板商品であり、つるみとのどごし、歯ごたえの調和が取れた温麺です。
 
 
金印白石温麺
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
厳選された小麦粉に、十二分な熟成期間がかけられた上品な温麺です。
小麦の香りと麺の味、つるみ、そしてもちもちした食感を楽しめます。
 
 
琥珀白石温麺
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
こちらは独特の製法で熟成された温麺で、こしが強くコリコリとした歯触りをしています。
琥珀色が美しい、人気急増中の商品です。
なんと、パスタ風にしてもおいしいとか。
 
 
手延べ白石温麺
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出典 株式会社きちみ製麺 公式サイト

 
400年の技法を今に伝えるこの商品は、2日かけて15の工程を経て作り上げる手間暇かかった温麺です。
手延べならではの光沢やこし、つるみを楽しむことができます。
片倉小十郎の生きた時代から今に至るまでの歴史を感じながら頂きたいですね。
 
きちみ製麺には、この他にもさまざまな麺や宮城のグルメなどがあります。
 
 

きちみ製麺

 
 
※許可を得て掲載しています。
 
 

情報提供元:@Heaaart
記事名:「温麺と素麺って違う麺なの…!?宮城の老舗『きちみ製麺』の白石温麺が絶品♪