彼はたいてい、わがままだった。それは自分の思いどおりに手元に寄ってこない、飼い主の髪の毛を触るときもそうだ。不満はたまる。でもそれをそのまま表情に表すのは、彼の流儀ではない。当事者もそう思っていると感じたことは一度や二度ではなかった。彼はやり場のない不満をぶつけようとする。しかし前脚は行き場を失う。シャーと声を出すほどではない。そんなとき前脚はスッと頬の下に収まる。そう、それはいつも決まって…左頬の下だった。
という情景を表現したのかどうかは定かではありませんが、5秒たらずで春樹ワールド風の妄想を下ろしてくれる猫動画でありました。
[Cool Cat Strikes a Pose || ViralHog/YouTube]The post やれやれと頬杖をつくキジトラ猫、春樹の小説に出てくる感じで first appeared on 猫ジャーナル.