2017年5月、Instagramに「アーカイブ」という新機能が追加されました。アーカイブは、指定した投稿を削除することなく他のユーザーが閲覧できない非公開状態にできる便利な機能です。

本記事では、アーカイブ機能の使い方から具体的な活用方法や注意点について解説します。

※更新履歴
2019年5月27日:最新情報を元に加筆修正しました。

    ■目次

  1. Instagramアーカイブ機能とは
  2. アーカイブ機能の操作方法【通常投稿編】
  3. アーカイブ機能の操作方法【ストーリー編】
  4. 通常投稿のアーカイブ機能の活用方法
  5. ストーリーのアーカイブ機能の活用方法
  6. アーカイブ機能を使用する際の注意点
  7. まとめ

1. Instagramアーカイブ機能とは

新しく追加されたInstagramのアーカイブは、指定した投稿を他のユーザーが閲覧できない非公開状態にできる機能です。本来のアーカイブという言葉の意味に照らし合わせると、今までお店の棚に並べていた商品を倉庫に戻して保管するようなイメージでしょうか。別の場所に保管しているだけなので、好きな時にまた元の場所に戻すことも可能です。

アーカイブしている間は、その投稿が他人に表示されることはありません。また、アーカイブに指定したことで、その投稿にいいね!やコメントをしてくれた人に通知が行くこともありません。見られたくない投稿を削除することなく保存しておくことが可能なため、なにかと使い勝手の良さそうな機能です。

通常投稿のアーカイブ

通常投稿は、基本的に自身のプロフィール欄に過去の投稿として表示され続けます。もしある投稿を表示させてたくない場合、以前は削除するしか方法がありませんでした。しかしアーカイブ機能を使えば、投稿を削除することなく非公開にできるのです。アーカイブしている間は、その投稿が他人に表示されることはありません

企業アカウントであれば「キャンペーン投稿のクリエイティブなどは参考のために残しておきたいが、期間が終了したので表示させておきたくはない」といった場面で使えるでしょう。見られたくない投稿を削除することなく保存しておくことが可能なため、なにかと使い勝手の良さそうな機能です。

投稿をアーカイブしたら、通知がいってバレる?いいね!やコメントはどうなる?

アーカイブに指定したことで、その投稿にいいね!やコメントをしてくれた人に通知がいくことはありません。

また、アーカイブしたからといっていいね!やコメントがリセットされることはありません。アーカイブ画面で確認できるほか、アーカイブを解除して再表示させた場合もアーカイブ前と同じように表示されます。

Instagramストーリーズのアーカイブとは?

ストーリーズは、24時間が経過すると自動的に削除される投稿です。しかし、アーカイブを利用すれば、ストーリーズの投稿が削除されることなく保存しておくことができます。

アーカイブ機能がなかったときは、Instagramのアプリでストーリー撮影してアップしてから個別で保存しないと、24時間以降は自分でも見られなくなっていました。しかしこの機能によって、自動的にストーリーがアーカイブされ、あとから閲覧・保存もできるようになり、利便性が高まりました。

2. アーカイブ機能の操作方法【通常投稿編】

投稿をアーカイブに指定する方法

手順1:アーカイブしたい投稿を表示し、画面右上のメニューボタンをタップする

手順2:表示されたメニューから「アーカイブに移動」をタップする

アーカイブした投稿はプロフィール画面から消えて表示されなくなります。

アーカイブに移動した投稿を確認したい場合は、プロフィール画面左上にある時計のアイコンをタップします。

「アーカイブ」の下にある「投稿」を選択すると、アーカイブした投稿が一覧で表示されます。

アーカイブに指定した投稿を解除する方法

手順1:アーカイブ画面から解除したい投稿を表示し、右上のメニューボタンをタップする

手順2:表示されたメニューから「プロフィールに表示」をタップする

※「削除する」をタップすると投稿そのものが削除されてしまうため注意

アーカイブを解除すると、再びプロフィール画面の一覧に投稿が表示されるようになります。また、プロフィール画面だけでなくフィード(タイムライン)上でも投稿が再表示されます。

3. アーカイブ機能の操作方法【ストーリー編】

アーカイブされたストーリーを確認する方法

手順1:プロフィール画面左上の時計マークをタップします。

手順2:「アーカイブ」の文字をタップして、「ストーリーズ」を選択します。(デフォルトで「ストーリーズ」が表示されていますが、「投稿」が表示されている場合はこの方法で切り替えます)

手順3:アーカイブされているストーリー投稿を確認できます。

アーカイブされたストーリーを再度ストーリーに投稿する方法

手順1:アーカイブの中から再投稿したいストーリーを表示し、下部中央の「シェア」をタップします。

手順2:文字や日付などを入れたい場合はこの画面で編集できます。投稿する場合は右下の「送信先」をタップします。

手順3:一番上の「ストーリーズ」と書いてある横の「シェア」ボタンをタップします。

アーカイブされたストーリーを通常投稿としてシェアする方法

手順1:アーカイブの中から再投稿したいストーリーを表示し、右下の「もっと見る」をタップします。

手順2:「投稿としてシェア」をタップします。

手順3:通常の投稿と同じ画面になるので、キャプションを加えて投稿します。

ストーリーをアーカイブしないように設定変更する方法

ストーリーは24時間経過後に自動的にアーカイブへ保存されるようになっていますが、アーカイブしないように設定することもできます。

手順1:プロフィール画面右上の「三」ボタンをタップします。

手順2:メニューの下の方にある「設定」をタップします。

手順3:「プライバシー設定とセキュリティ」をタップします。

手順4:「ストーリーズコントロール」をタップします。

手順5:下の方へスクロールし、「アーカイブに保存」の設定をオフにします。

 

アーカイブされたストーリーをハイライトに追加する方法

手順1:アーカイブの画面の右上をタップします。

手順2:「ハイライトを作成」をタップします。

手順3:ハイライトに追加したいストーリーを選択し、右上の「次へ」をタップします。

手順4:タイトルとカバー画像を編集し、右上の「追加」をタップします。

これでハイライトが作成され、プロフィール画面にも表示されるようになります。

 

ハイライトの使い方については以下の記事を参考にしてください。

参考:Instagramストーリーズ&ハイライトの効果的な使い方!国内企業の活用事例10選と特長まとめ

4. 通常投稿のアーカイブ機能の活用方法

アーカイブ機能の使い方がわかったところで、ここからは具体的な活用方法について見ていきましょう。アーカイブ機能を使う前提としては、「削除したくないけれど(今は)ほかのユーザーに見せたくない」という投稿がある場合です。例えばどのような投稿が考えられるのでしょうか?

現在の世界観に合わない写真

たとえば、過去に投稿した写真が現在のコンセプトに合わない場合などが挙げられます。特にInstagramでのブランディングを徹底しているアカウントなど、全体に統一感を持たせたいけれど過去の投稿は消したくないといった場合にアーカイブ機能が活躍します。

キャンペーンや告知に関する投稿で情報が古くなってしまったもの

告知のために一時的にキャンペーンに関する投稿を行なった際、後から見返してみるとそのキャンペーンに関する投稿が浮いて見えてしまうといった場合があるかと思います。特に統一感にこだわっていないアカウントであっても、古いキャンペーン情報はユーザーの混乱を招く恐れがあるため、キャンペーン終了後は削除せざるを得ない場合もありますよね。

しかし、過去のキャンペーン投稿でユーザーから得た反応(コメントやいいね!の数)は今後再びキャンペーンを行う際の判断材料になる可能性が高く、削除したくないと思っていた人も多いのではないでしょうか。その点、アーカイブは投稿を削除せずに保存できるうえ、プロフィール画面の統一感を保つこともできるため、まさに一石二鳥の便利な機能なのです。

5. ストーリーのアーカイブ機能の活用方法

24時間経過後に削除されるストーリーは、世界観と合わないけれどフォロワーに伝えたいことや期間限定のキャンペーンなどを投稿するのに便利ですが、アーカイブを活用することで再投稿したりハイライトに使ったりきます。ストーリー用に作成したコンテンツも、一過性のものとしてではなくずっと使うことが可能です。

たとえばアパレルであれば、普段の投稿はモデルさんの着用画像のみをアップ、ストーリーではマネキンが来ている状態のシーズンごとの新作を上げて、あとからハイライトにまとめる、なぢど、さまざまな活用方法が考えられます。

関連記事:Instagramストーリーズ&ハイライトの効果的な使い方!国内企業の活用事例10選と特長まとめ

6. アーカイブ機能を使用する際の注意点

便利なアーカイブ機能ですが、使用する際にいくつか注意したい点があります。

アーカイブされた投稿は、検索結果や埋め込みでも表示されなくなる

まず、投稿をアーカイブに指定している間、その投稿はハッシュタグ検索やスポット検索の結果には表示されません。他ユーザーから閲覧できないようにするための機能なので当然ですが、検索結果として表示したい投稿はアーカイブに指定しないようにしましょう。

また、アーカイブに指定した投稿が外部サイトなどから埋め込みでリンクされている場合、埋め込んでいるサイト側で投稿が表示されなくなってしまうため、こちらも注意が必要です。

アーカイブされたストーリーをダイレクトにシェアするとほかの人にも見えてしまう

アーカイブされたストーリーは、宛先を指定してシェアすることができます。

通常は自分だけにしか見えないアーカイブですが、この方法でシェアをすると送信先の人にはアーカイブされたストーリーの閲覧が可能です。

7. まとめ

Isntagramのアーカイブ機能の使い方や活用方法について解説しました。アカウントのブランディングをはじめ、過去の投稿を整理したい場合など、幅広い場面で活用できる機能です。

操作方法を見てもわかるように簡単な手順でアーカイブに指定または解除が可能なため、削除せずに非公開にしたい投稿がある場合はぜひアーカイブ機能を活用してみてくださいね。

情報提供元:Gaiax
記事名:「Instagramの「アーカイブ」機能で投稿を削除することなく非公開に!使い方を徹底解説