すっかり定着したInstagramストーリーズですが、まだまだ使いこなせていないという企業の担当者の方も多いのではないでしょうか?
Instagramストーリーズは、ハイライト機能を使うとさらに活用の幅が広がります。今回は、Instagramストーリーズとハイライト機能の特徴と、両機能をうまく活用している企業の事例を解説していきます。
- ■目次
- 勢いが止まらないInstagramストーリーズ
- Instagramストーリーズ&ハイライトを活用している企業事例
- まとめ
1.勢いが止まらないInstagramストーリーズ
Instagramストーリーズとは、フィード投稿とは別に、写真・動画の投稿やライブ配信ができる機能のことです。投稿は通常24時間後、ライブ配信の場合は配信終了後に自動で消滅するのが大きな特徴です。
Facebookの発表によると、Instagramストーリーズを使用する1日のユーザー数は2億人を超え、この機能の人気の高さが分かります。
ストーリーハイライトを使うと、活用の幅が広がる!
さらにInstagramストーリーズにはハイライト機能があります。ハイライトとは、残しておきたいストーリーを任意の組み合わせでプロフィールに保存できる機能です。ユーザーは、ハイライトに保存されたストーリーをまとめてチェックすることも可能になっています。
ハイライトを使えば、企業としてまとまった情報を提供したり、商品ジャンルごとのハイライトを作ったりできます。いろいろな活用方法ができるので、Instagram活用の幅がさらに広がることでしょう。
またストーリーは、1画像(動画)ごとにリンクをつけられるため、リンク先への誘導も簡単にできます(ただし、ストーリーへのリンク設置ができるのは公式アカウントや1万人以上のフォロワーがいるアカウントなど、制限があります)。
Instagramストーリーズ&ハイライトを活用している企業事例
事例1:ロフト
文房具からコスメ、キャラクター雑貨やインテリアなどを幅広く取り扱う生活雑貨の専門店「ロフト」。
ストーリーに登場する商品もバラエティに富んでいます。
ハイライトでは「Stationery」「Lifestyle」「Beauty」の3ジャンルの投稿をそれぞれまとめています。このように、ジャンル別に商品紹介をまとめるのは、もっともスタンダードなハイライトの使い方といえるでしょう。自分が欲しい情報・商品を見つけやすく、ユーザーにとっての利便性も高いです。
一つひとつの投稿は、動画と背景を組み合わせたクリエイティブが美しく、インスタ映えもばっちりです。
事例2:東急ハンズ
家電やインテリア、生活雑貨、キッチン用品からパーティグッズまで、多くの商品を取り扱う東急ハンズ。ストーリーは純粋な商品紹介だけでなく、お客様が商品をどのように使っているかの紹介や、ユーザー参加型のキャンペーンに関する投稿など、バリエーションに富んでいます。
定番商品の活用事例をまとめた「CLIPBOOK」というハイライトでは、特定商品をさまざまに活用しているお客様の事例を紹介しています。
ライブ配信で紹介したアイテムをまとめた「LIVE配信紹介アイテム」では、配信中に気になったアイテムをあとから探せるようになっています。
その他「ヒントマガジン」というメディアのまとめや、商品を使ったコンテストの入賞作品のまとめなどにもハイライトを活用しています。
事例3:ソフトバンクセレクション
スマートフォンアクセサリーのトータルブランドである「ソフトバンクセレクション」。ハイライトを「実用的」に使っているのが特徴的です。
実用的な投稿とは、「渋谷」「六本木」など、店舗案内のストーリー。世界観の統一が重要になるInstagramの通常投稿では、こういった実用的な投稿はしにくいものですが、プロフィールに残らないストーリーならできますね。店舗紹介をハイライトとして残しておくことで、ユーザーの来店を促し、利便性を高めています。
また店舗紹介とは別に、「GLIDiC」では動画を使った商品紹介もしています。ストーリーの縦型動画を活かした商品紹介です。
事例4:じゃらん
日本の旅先を紹介している「じゃらん」のアカウントです。ストーリーでは特定のハッシュタグをつけて投稿されたユーザー投稿をリグラムのように紹介しており、UGCを活用した運用になっています。
ハイライトでは、ユーザー投稿を紹介したハイライトをテーマごとにまとめています。ストーリーは本来24時間で消えてしまいますが、ハイライトにすることでUGCが長期的に利用可能です。
事例5:肌ラブ
美容情報Webサイト「肌らぶ」の公式Instagramアカウントです。いくつかあるハイライトから2つご紹介します。
「LUNASOL」は、新作商品やシーズンの新作をまとめて閲覧できるハイライトです。このストーリーやハイライト自体はPRではないと思われますが、通常投稿ではなくInstagramストーリーズを使ったPRを考える良い例になるでしょう。Instagramのフォロワーが少ない、もしくはまだ運用をしていない場合、すでにフォロワーが多いメディアをプロモーションに活用するのはよくある手法ですが、ストーリー+ハイライトも一つのPR投稿手法に使えそうです。
そしてユーザーからの質問に回答する「Q&A」では、事前に「質問を受け付けるスタンプ」を使った投稿で質問を集め、それに回答したストーリーをまとめています。一つひとつの質問に回答するだけではなくハイライトに残しておくことで、あとからユーザーが確認しやすくしています。
事例6:ラッシュジャパン
自然派のコスメやスキンケアアイテムを扱うブランド「ラッシュ」の公式アカウントです。
ラッシュは、ストーリー+ハイライトで「肌診断」ができるというユニークなコンテンツを作っています。画面の指示に従って進むと肌診断(正確には肌色診断)ができるようになっており、新しいファンデーションのカラーバリエーションの中から、自分に最適なものがわかります。
画像の「アンダートーン」ではベースのカラータイプがわかり、さらにそれぞれのタイプ向けのストーリーをまとめたハイライトでは、そのタイプの中のどの色番が自分の肌色に近いかを診断できます。
事例7:キレイキレイ
これは、日用品メーカーのライオンが展開するハンドソープブランド、「キレイキレイ」のアカウントです。
同アカウントには、「メイキング」や「#キレイキレイゲーム」などのハイライトがあります。なかでもゲーム感覚で楽しめる「#キレイキレイゲーム」は、画面が遷移するInstagramストーリーズの仕組みを利用した、楽しいコンテンツになっています。
事例8:パナソニッククッキング
「パナソニック」の調理家電を使ったおすすめのレシピやキャンペーン情報を発信するアカウントです。
「ホームベーカリー」や「Creative!」などのハイライトがありますが、特に「土用の丑の日」というストーリーハイライトでは、ストーリーのアンケートボタンを活用し、画像は「うなぎ」と「ちくわ」のどちらかを当てる、クイズ形式の楽しい内容になっています。
事例9:ポカリスエット
スポーツドリンク「ポカリスエット」のアカウント。
キャンペーンをストーリーでも投稿し、参加方法やアカウント情報、アクセスタグをなどを1画面で見やすく掲載しています。「気を付けてお嬢さん 砂山で」などのように、何種類かの異なるタイトルとCM動画に、キャンペーンの解説を加えています。
事例10:cohina
155cm以下の小柄な女性向けのファッションアイテムを扱うECサイト「cohina」のInstagramアカウント。商品紹介やLINE@アカウントの紹介などさまざまなストーリーを投稿しており、「pants」「¥500 coupon」「dress」「レビュー集」などのハイライトがあります。
ユーザーからのレビューやコメントを紹介している「レビュー集」では、Instagramの投稿をただ載せるだけではなく、加工やコメントなどで演出し、かわいくて楽しいストーリーに仕上げています。小柄で服選びに苦労している人の共感を呼ぶようなレビューを多く紹介し、コメントをつけることで、ユーザーとコミュニケーションをとっています。
まとめ
国内のアクティブユーザー数が2,000万人を超え、40~50代の利用者も増加率が高くなっているなど、今や若い女性だけでなく、幅広い世代に人気が波及しているInstagram。新しい表現方法でマーケティングを展開できるInstagramストーリーズ、そしてハイライトは、企業のInstagram活用の有用性をさらに高めてくれることでしょう。本記事を参考に、ぜひ独自の活用方法を見つけてください。
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情報提供元:Gaiax
記事名:「Instagramストーリーズ&ハイライトの効果的な使い方!国内企業の活用事例10選と特長まとめ」