11月1日に、Facebook社主催のイベント「Instagram Day」が開催されました。同イベントでは、広告代理店やマーケターへ向けて、Instagram広告の有効な活用方法やビジネスへの貢献を説明しています。
会場の飾り付けや食事の多くが、Instagramユーザーとのコラボで作られており、一つの世界観に包まれた大盛況の会場でした。
本年はビジネス&メディア部門グローバル責任者のジム・スクワイヤーズ氏が登壇し、最新情報を踏まえつつグローバルと日本におけるInstagramの動向が発表されました。ラボ編集部ではその中から、特に注目のポイントをピックアップしてご紹介します。
text / ソーシャルメディアラボ編集部員 日比朝子(@Solshka)
- ■目次
- グローバルと日本のトレンド
- Instagramのビジネス活用
- まとめ
1. グローバルと日本のトレンド
グローバル全体でも縦型動画がトレンド
冒頭は、ジム・スクワイヤーズ氏によるグローバルトレンドの報告。2016年8月にスタートしたストーリーズ機能のデイリーアクティブユーザー(DAU)数がグローバルで4億人に達しました。
その他にも、Facebook社の調査によると、
- 90%のスマホユーザーが縦型のまま動画を見る
- ミレニアム世代の72%が縦型のままで活用する
- 65%のユーザーが縦型動画の広告を配信するブランドを革新的と捉えている
とのことで、グローバルで縦型動画へのシフトが進んでいます。
日本では、ユーザーのInstagram活用に変化
すでにリリースで発表がありましたが、ついに日本のInstagramアクティブユーザー(MAU)数が2900万人を突破。資料の期間に多少の差はあるものの、ここにきてユーザー数が急激に伸びていることがわかります。
また、今まではInstagramといえば女性向けユーザーが多い印象がありました。しかし、男性ユーザーが43%と増加しているという発表もあり、女性だけのメディアでは無くなっていることが分かります。
さらに、ユーザーの活用方法について下記の発表も。
- 5人に1人(20%)が目覚めの時間にログイン
- 20%が毎日Instagram上の検索機能を使用
- 4人に1人(25%)がハッシュタグ検索で情報入手
これらは特に日本ユーザーの特徴であり、日常の中で使われるサービスとしてInstagramが浸透している様子が伺えます。
興味深いのは、日本ではグローバル平均の3倍、ハッシュタグ検索が使われているという発表でした。この数字はラボ編集部も驚きの数字であり、Instagram運用におけるハッシュタグの重要性を改めて認識しました。
2. Instagramのビジネス活用
コミュニティ内でのユーザーのInstagram活用の変化の後は、ビジネスとユーザーの関係性について長谷川氏から深掘りがありました。
ビジネスアカウントをフォローしている利用者割合は昨年から変わらず80%と高い数字です。また、最も閲覧されたストーリーズに占めるビジネスアカウントの割合は1/3。ビジネスアカウントがInstagramユーザーに受け入れられていることがわかります。
また、実際に購買につながるという点では下記二点に言及。
- 82%がInstagram上の投稿がきっかけで行動を起こしたことがある
- 43%がブランドサイト・ECサイト等で後日、商品確認や購入をする
Instagramがブランディングだけでなく、ダイレクトレスポンスとしても有効であるとの説明がありました。
3. まとめ
日本のMAUが2900万達成とさらなる広がりを見せるInstagram。とうとうFacebookの国内MAU数も超えました。
最近ではショップ機能追加によりブランディングだけでなく、購買への導線も強くなりビジネスでの活用の幅もますます広がっています。まだ乗り出せていない企業の担当者の方、この機会に前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
参考:昨年の記事
国内MAU2,000万! Instagram Dayから見るビジネス活用の展望
情報提供元:Gaiax
記事名:「国内MAUは2,900万人に! SNSマーケター必見「Instagram Day」ポイントまとめ!」