NHK受信料は、地上契約と衛星契約では月額にして千円ほど衛星契約の方が高くなります。そこで、NHK受信料を衛星契約をやめて地上波契約に切り替えたいと考える人も少なくないでしょう。ところが、NHKのWebサイトでは地上契約から衛星契約への切り替え手続きは行えても、その逆の地上契約への切り替え手続きができないのです。

NHK受信料に衛星契約・地上契約ほか

NHK受信料には、衛星契約・地上契約・特別契約の3種類があります。衛星契約は4K・8Kを含むNHKのBS放送と地上波テレビが受信できる場合、地上契約はBS放送が受信できずに地上波テレビ放送のみ視聴する場合に結ぶものです。

また、特別契約はアンテナを設置しても地上波テレビが受信不可能な世帯、あるいは鉄道や船舶などBS放送のみ受信可能で事業用に使われている場合に適用される契約です。そのため、地上波テレビが受信可能な地域でBSアンテナのみ設置した場合は、特別契約ではなく衛星契約を結ぶ必要があります。

NHKのWebサイト内にある「受信料の窓口」コーナーでは、NHK受信料について新規契約の申し込みをはじめ、地上契約から衛星契約への変更や住所変更・支払いコース・支払い方法などさまざまな手続きが行えます。ところが、NHK受信料の衛星契約から地上契約への変更はWebサイト上からは行えないのです。

NHK受信料を地上契約へ変更する手続き

それでは、NHK受信料を衛星契約から地上契約へ変更するにはどのような手続きをとる必要があるのでしょう。まずは、自宅でNHKのBS放送が映らない環境を整備する必要があります。戸建て住宅でテレビを直接受信しているケースであれば、BSアンテナを撤去すればOKです。

というのも、NHK受信契約が必要かどうかはテレビとアンテナやCATVのセットトップボックスなどとのセットで判断されるためです。そのため、テレビ自体がBS放送対応のモデルであっても、BSアンテナやケーブルテレビの契約がなければ、衛星契約ではなく地上契約の対象となります。

一方、CATVと契約している場合は地上波放送とBS放送はセットとなっているため、衛星契約が必要。ただし、一部のCATV会社ではネット接続と地上波のみという契約が選択可能です。

こうした準備を行ったうえで、次にNHKふれあいセンターに電話で衛星契約から地上契約へ切り替えたいと伝えます。すると、1週間ほどでNHKから衛星契約から地上契約への変更書類が届くので、必要事項を記載して返送すればOKです。

NHK受信料をマンションでも地上契約

一方、BS放送が室内まで再送信されているマンションに住む場合は、衛星契約から地上契約への切り替えは難しくなります。これは、BS対応のテレビを所有しBSアンテナケーブルを配線しない状態も「ケーブルを接続するだけで容易にBS放送が受信できる」とみなされ衛星契約の対象となるためです。

そのため、BS放送が室内まで再送信されているマンションで地上契約を結ぶためには、テレビ自体をBS非対応のモデルに買い換える必要があります。この場合、現在販売されているテレビのほとんどがBSチューナーを内蔵しているため、中古品またはBS放送非対応のポータブルテレビから選ぶことになります。

ちなみに、衛星契約から地上契約へ切り替えた場合のNHK受信料は、切り替えた月から地上契約の料金となります。この際、月末で衛星契約の受信料がすでに引き落とされている、あるいは6ヶ月分・12ヶ月分前払しているようなケースでは、すでに支払った衛星契約と地上契約の差額は返金されます。

【関連リンク】
チョコボール銀と金のエンゼルの当たり確率と見分け方
セブンイレブン700円くじ引き抽選確率を上げる方法
NHKのBSメッセージ消去で地上契約のみがバレることない裏ワザ
チョコボールおもちゃの缶詰の当たりの見分け方
透視撮影が赤外線フィルターで可能になる理由

情報提供元:ラジオライフ
記事名:「NHK受信料の衛星契約を地上契約へ変更の裏ワザ