街中の無線の受信なら、店員や警備員が無線機を携帯していれば、その施設で無線が使われていることが分かります。しかし、盗聴電波はその存在を目では確認できません。そのため、盗聴電波の受信には独特のテクニックが必要になります。盗聴電波ハンティングのためのテクニックや揃えておきたい機材を見ていきましょう。

盗聴電波探しは交差点で身体を1回転

盗聴電波探しは、UHF帯3波をスキャンしながら、こまめに動き回るのが基本です。四方から電波が飛んで来る交差点では、身体を1回転。背中でブロックしている盗聴波を受信するためです。

時には「ザザッ」というノイズが入感します。そうしたら、ノイズが聞こえてきた方向に歩いて行き、音として聞こえるか、ノイズなのかをチェックします。これを根気よく続けてください。

盗聴電波は数が少ないので探し回る範囲は自分の街だけではなく、隣市から隣県へとドンドン広がっていくことに…。そうなると、盗聴波探しには自由に動けるクルマが必要になります。

盗聴電波探しに必須のマグネット基台

受信機を車内に置くと、鉄の箱であるクルマは盗聴電波を遮ってしまいます。そこでクルマの屋根にアンテナを移設して、遠方の盗聴電波をキャッチしやすくするのです。

その際に便利なのが簡易設置できるマグネット基台。基台部分には、延長用の同軸ケーブルが付いているので、受信機を車内に置いたまま受信できます。クルマとマグネット基台は、盗聴電波探しの必須アイテムです。

さらに、車内なら受信音を流せるので、無線用のモービルスピーカーを活用するのもよいでしょう。ノイズに埋もれた盗聴機の電波が格段に聞きやすくなります。(文/さとうひとし)

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「盗聴電波ハンティングのために揃えたい受信機材