NHK受信料の強引な徴収方法に異を唱える声は大きく、アナログ放送時代からさまざまな対抗策が考案されてきました。その代表格が、NHKの電波だけを妨害するフィルターです。そして、近年はAndroidOSを内蔵したチューナーレステレビが話題。TVerやABEMAといったテレビアプリを使えば、NHK受信料拒否でも不便なく生活できます。

NHK受信料拒否にTS抜きチューナー

そんな中、NHK受信料を拒否する別アプローチの方法として、TS抜きチューナーの活用を提案します。コピーフリーで録画できる点が最大のウリでしょう。

TS抜きチューナーとは、デジタル放送のコピー制限を回避できる機器。放送波に乗っているCCIというコピー制御情報を無視した状態で完全データ（MPEG-2 TS）のままHDDに保存できるため「TS抜き」と呼ばれます。

このTS抜きチューナーによるNHK受信料拒否のテクニックは、家電チューナーよりカスタマイズ性が高いため、受信チャンネルも自由に選べるというメリットがあります。

じつは、TS抜きチューナーの視聴ソフト「TVTest」では、受信チャンネルを自由に設定できる仕様。NHK2局のチェックを外せば、NHKだけが映らないテレビ環境のでき上がりです。なお、B-CASカードは自前のものを流用します。

NHK受信料拒否の環境をお手軽に構築

NHK受信料拒否に利用するTS抜きチューナーは、PLEXの最安価格帯のUSBメモリ型「PX-S1UD V2.0」をチョイス。お手軽なNHK受信拒否環境を構築できます。実勢価格は7,680円前後です。

2011年発売のTS抜きチューナー「PX-S1UD」が数回モデルチェンジして、外観や本体サイズなどが変更された「PX-S1UD V2.0」が現行製品となります。

2022年11月に諸般の事情から販売価格が改定され、2千円ほど値上げ。2023年1月時点では、価格改定前の商品が市場に少数流通しているため、見つけたらゲットしておいてもよいでしょう。

なお、現行のPLEXチューナーの多くは台湾Digibest社製ですが、PX-S1UDシリーズは別。中国・深センのMyGicaブランドのOEM供給と思われます。（文／まりえん）

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情報提供元：ラジオライフ
記事名：「NHK受信料拒否テレビがTS抜きチューナーで実現」