高速道路のETC割引には事前登録が必要なサービスがあり、そのひとつが支払った料金に応じてポイントが貯まる「ETCマイレージ」です。ETCマイレージのポイントは、無料走行分への交換方法で割引率が最大9.1%となりますが、注意したいのがポイントに有効期限があること。毎年3月末がその期限にあたっているのです。

ETCマイレージはポイント交換で利用

ETCマイレージとは、あらかじめ利用登録を行うことで、高速道路をはじめとする有料道路をETCで走行した際に通行料金に応じたポイントが貯まるサービスです。貯まったETCマイレージのポイントは、ポイント交換により無料通行分として利用することになります。

ETCマイレージのポイント対象路線は、NEXCO3社と仙台道路公社・本四高速・愛知県道路公社・神戸市道路公社・広島高速道路公社・福岡北九州高速道路の各路線です。なお、名古屋高速道路については2021年5月以降ポイント対象外となりました。

ETCマイレージの獲得ポイント数は会社により異なり、NEXCO3社と仙台道路公社・本四高速は10円につき1ポイント、愛知県道路公社・広島高速道路公社・福岡北九州道路は100円につき1ポイント、神戸市道路公社が50円につき3ポイントです。また、NEXCO3社と仙台道路公社のポイントはまとめて集計しますが、その他は会社ごとの集計です。

ETCマイレージのポイントに有効期限

さらに、ポイント交換比率は愛知県道路公社・広島高速道路公社・福岡北九州道路は100ポイント=100円、神戸市道路公社は200ポイント=100円で固定。一方、NEXCO3社と仙台道路公社・本四高速は1000ポイント=500円、3000ポイント=2500円、5000ポイント=5000円とまとめて交換した方がお得な仕組みです。

そのため、NEXCO3社と仙台道路公社・本四高速についてはできれば5000ポイント貯まるまで待って無料走行分に交換する方が有利です。しかし、注意したいのがETCマイレージのポイントの有効期限。この有効期限は、ポイントを獲得した翌年度末にあたる3月31日までとなっています。

ETCマイレージのポイントは、走行した翌月20日にまとめて発行される仕組みです。すなわち、2021年3月~2022年2月の走行で貯めたETCマイレージのポイントは2023年3月31日が有効期限。4月1日になるとポイントが失効します。

ETCマイレージのポイント残高は、公式Webサイトからログインすることで確認可能。4月を迎えポイントが失効してしまうことを防ぐためにも、3月中に一度ポイントをチェックした上で、可能な限り無料走行分へ交換するようにして、貯めたポイントを無駄にしないようにしましょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「3月末で失効!ETCマイレージのポイント有効期限