2020年4月に初めて登場したパチンコの新機能「遊タイム」とは、大当たりが出ないで一定回数回転したあとは、玉数の減りを抑えつつ回転数を稼げる「時短モード」に突入するものです。この機能は、長時間大当たりが出ない「ハマリ」を防ぐためのものですが、現在は遊タイムを採用する機種にはっきりと傾向が現れているのです。

遊タイムは設定ありとなしが混在する

遊タイムを設定する機種では、遊タイム突入までの回転数は大当たり確率の1.5~3倍までという規定になっています。そのため、大当たり確率1/320であれば遊タイム突入は最長で960回以降、1/100であれば最短150回以降に設定可能です。

遊タイムは、パチンコの全機種が導入する必要はなく、設定がある機種とない機種が混在しています。しかし、2022年の秋以降は遊タイム採用機種にはっきりとした特徴があり、大当たりの確率が高い「甘デジ」と呼ばれる機種に集中しているのです。

パチンコには大当たり確率によりいくつかの分類があり、1/300以下の機種は「ミドル」、1/100~1/300は「ライトミドル」、1/100以上は「甘デジ」と呼ばれています。ミドルでは規制ギリギリの1/320近くに大当たり確率を設定する機種がほとんど。一方、ライトミドル・甘デジはさまざまな確率の機種が導入されています。

遊タイムはミドルに敬遠されやすい

大当たり確率が低いミドルの場合、その分1回の大当たりで出る玉数や大当たりが連続する可能性も高くなります。一方で、甘デジは大当たりが出やすくなる一方で1回の大当たりで出る玉数が少ないパターンが多く出現するため、一気に玉数が増える可能性は低いのです。

じつは、こうした大当たりの傾向の差が、遊タイムの導入に影響を与えています。というのも、パチンコには出る玉数にさまざまな規制があり、遊タイムのように大当たりを出やすくする機能を搭載すると、その分1回の大当りで出る玉数や大当たり連続の確率を減らさなければなりません。

ミドルのプレイヤーは1回のチャンスで玉数を多く増えるのを目指す傾向が強いため、遊タイムの導入で1回の大当りで出る玉数や連続大当たりの確率が減った機種は敬遠されやすくなります。逆に、甘デジのプレイヤーは多くの回数大当たりが出現することを期待するため、遊タイムとの相性がよいのです。

例えば、甘デジの「華牌RRwith清水あいり 150de遊タイム」は、大当たり確率が1/99.9に対し、遊タイム突入は大当たり後150回以降と大当たり確率の1.5倍です。この機種であれば、1玉4円のパチンコで採算ラインの目安とされる1000円で20回転する台を選ぶと、最悪7500円の投資で大当たりが1回発生する計算になります。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「パチンコ新機能「遊タイム」機種に見られる傾向