NHK受信料について、浮かんでは消える噂のひとつが「NHKはパソコンからも受信料をとるのでは」というものです。NHKやNHKの監督官庁である総務省は、この噂についてたびたび「当面そのようなことはない」と発表していています。しかし、じつはある条件を満たすとパソコンでもNHK受信料が必要になるのでした。
パソコンでNHK受信料は基本的に不要
NHKのテレビ番組をパソコンで視聴する場合、もっともお手軽なのはNHK自身が運営するストリーミングサービス「NHKプラス」を利用することでしょう。NHKプラスは2020年3月1日にスタートしたサービスで、現在は地方局放送局のローカルニュースや地方限定番組も配信されています。
NHKプラスでは、関東広域で放送中の総合・Eテレのリアルタイム配信に加え、原則過去7日以内に全国各地で放送された番組が視聴可能になる「見逃し視聴」が利用可能です。ただし、見逃し視聴の利用にはNHKプラスの利用登録が必要で、登録はNHKと受信契約を結んだ視聴者限定となります。
とはいえ、リアルタイム配信については、未登録状態で視聴可能。この場合、NHKプラスの画面上に登録を促す文字メッセージが表示されるものの、NHK受信契約を結ばずに視聴することも問題ありません。これは、NHKプラスはNHKの放送を「補完する」という扱いのため、NHK受信契約の対象外なのです。
パソコンでNHK受信料が必要なnasne
また、民放各局のテレビ番組を配信する「TVer」でのEテレの一部番組の視聴やNHKの有料配信サービス「NHKオンデマンド」の利用についても、NHK受信料は不要。Netflixでも、連続テレビ小説「半分・青い」などの過去作品が配信されていますが、NHK受信料なしで楽しめます。
このように、パソコンでNHKのテレビ番組を視聴する場合、Webサービスを利用する限りはNHK受信料は不要。一方、パソコンでNHK番組を視聴する際にテレビチューナーを利用してしまうと、NHK受信料が必要となってしまいます。
過去のNHK受信料を巡る裁判では、NHK受信契約が必要になる条件「NHKのテレビ放送を受信できる装置の設置」は、映像・音声の表示装置とアンテナ・チューナーがセットで成立することを示しています。そのため、パソコンにテレビチューナーとアンテナを接続してしまうと、この条件を満たしてしまうのです。
例えば、録画マニアに人気が高いレコーダー「nasne」は、パソコンやPlayStationからLAN経由でテレビ放送を視聴することが特徴です。しかし、nasneを利用する場合はBS・地デジ用のアンテナをnasneに接続して放送を受信するため、利用者はNHK受信料の支払いが必要になります。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「パソコンでもNHK受信料が必要になるケースとは」