
アルインコ初のデジタル受信機「DJ-X100」には、表示している周波数に応じて、受信モードと周波数ステップが自動設定されるオートモードは搭載されていません。これは今後、増波されるデジタル波の割当てに対応するためです。なので、周波数ステップはマニュアル設定になります。DJ-X100の使用には割当て周波数の知識が必要です。
DJ-X100のオフセットステップの設定
DJ-X100の周波数ステップは、STEPボタンの押下で1~200kHzから14種類を選択できます。ただし、オフセットステップの3.125kHzは設定されていません。
デジタルモード特有のオフセットステップの設定は、STEPボタンの長押しでワンアクションでセット可能。ディスプレイに「OFFSET STEP」と表示されます。
DJ-X100のメモリーとバンクの自由度は高く、1つのメモリーを複数のバンクに割り振れる構造。極端ですが、999チャンネル×26バンクを構築できます。
DJ-X100に4パターンのメモリーモード
DJ-X100のこれらのバンクはリンクが可能で、20組み登録できます。サーチは50組を装備し、こちらも20組のリンクが組めます。DJ-X100は受信対象に合わせた柔軟な対応ができるのです。
DJ-X100はV/Mボタンの長押しで「オール」「バンク」「バンクリンク」「GPS」の4パターンのメモリーモードが表示。選択後にメモリーとバンクの内容を確認できます。
DJ-X100のはFUNC+MWボタンでメモリー登録。従来機のようにVFOに設定した周波数を書き込むのではなく、登録画面で周波数や各種設定を変更できるのは画期的です。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「DJ-X100の周波数ステップはマニュアルでの設定」