
自衛隊の軍用機が使うミリタリーエアーバンドは、いくつかのポイントを押さえれば必ず理解できるジャンルです。軍用機のミリタリーエアーバンドの受信で、押さえるべきポイントの1つが割当て周波数。軍用機はVHF帯とUHF帯の両バンドを使うことが可能です。ミリタリーエアーバンド受信のもう1つのポイントを見ていきましょう。
軍用機はフライトを行う予定日を公表
軍用機のミリタリーエアーバンドならではのポイントに、航空機が飛ぶ日があります。民間機は1年365日飛んでいます。そして出発と到着の時刻が決められているので、運航中の時間帯を狙えばエアーバンドの受信が可能です。大空港であれば、常にエアーバンドが聞こえてきます。
対して軍用機のミリタリーエアーバンドは、近隣住民への騒音配慮として、フライトを行う予定日は公表しますが、午前や午後といった感じで時刻の詳細までは掲載しません。何時に飛ぶのかまでは分からないのです。
とはいえ、軍用機の訓練飛行は日中に実施されるので、朝の9時前には飛び始めます。そしてお昼休みを挟んで、日没までがフライト時間です。時々、実施される夜間飛行訓練の場合は夜の20時くらいまでには着陸します。
軍用機による通常の訓練飛行は平日
基地の周辺で1日を過ごすつもりであれば大丈夫と言いたいところですが、最大の問題は平日にしか軍用機のフライトがないことです。自衛官は公務員なので土日と祝日はお休み。年末年始やお盆の時期も同様です。
このため、休日には軍用機による通常の訓練飛行はありません。当然、エアーバンドも聞こえてはきません。基地には平日に行かなければならないのが、最大のネックです。
軍用機が使うミリタリーエアーバンドが民間機と違うのは、主に使用する周波数帯がUHF帯であること、受信できるのが平日の日中に限られることです。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「軍用機のエアーバンドは平日の日中のみ受信可能」