指紋認証やパスワードを用いる電子ロックは、シリンダー錠などと比べるとピッキングによるアナログなアプローチができない分、狙われにくくなるといわれます。ドア近辺にあるだけでターゲットから外れやすくなるなら、リアルなダミー指紋認証システムでも有効かもしれません。ダミー指紋認証システムを詳しく見ていきましょう。

ダミー指紋認証システムにはエラー音

「LAN-920」は、多くの人がイメージするハイテクな電子ロックそのものといったフォルム。いずれかのボタンを押すと、LEDが発光しエラー音も鳴ります。

指紋認証部分も本物と同じくガラスとミラーで構成された凝った造り。しかし、当然、ダミーなので、いくら操作してもドアが開錠することはありません。

腰を据えて観察すると液晶画面がシールだったりと、お値段なりのアラはあるものの、「めんどくさそうな家」と思わせる効果は十分に見込めるでしょう。

ダミー指紋認証システムの作り込み

電源をオンにしていると、ボタンを押すたびにLEDが赤く光り電子音が鳴る仕組み。このあたりの作り込みは評価したいところです。これで液晶画面が動けば言うことなしなのですが…。

本体の底面に電源、裏面にACアダプタ口があります。セキュリティ意識が高い建物だと思わせるためにドア近くに設置して2~3か月に一度、壁から外して充電して使用します。

ダミー指紋認証システムの電源は内蔵バッテリーで、連続稼働時間は約3か月です。サイズ/重さは13.3W×19.1H×4.4Dcm/460g。実勢価格は3,055円です。

【関連リンク】
防犯対策は空き巣が嫌がる4つのポイントを重視
監視カメラ映像をリアルタイムで見れる閲覧サイト「Insecam」使い方
監視カメラはアプリをスマホに入れるだけでOK
空き巣被害に遭いやすい住宅の特徴と正しい防犯対策
焼き破りは空き巣が窓ガラスを静かに割る方法

情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ダミー指紋認証システムがドアの防犯対策に有効