
受信機はゴツゴツとした無骨なボディをしていますが、その中には電子部品とコントロールソフトが詰まっている、精密なガジェットです。中でもハンディ機は、コンパクトなボディに可能な限りの機能を盛り込んだ上に、手に持った状態での操作性を考えなくてはなりません。そんなハンディ受信機のさまざな機能を見ていきましょう。
ハンディ受信機は専用バッテリー主流
「Jマーク」は、1990年代に始まった、無線電話の周波数帯を受信できないようにした、Jと書かれた業界団体の自主規制の表示マーク。歯抜けになって聞けなくなった周波数帯は、簡単な「受信改造」によって解消されフルカバーになります。
「2波同時受信」は、上下2つに表示された周波数を同時に受信できる機能。2台の受信機が1つのボディに収まっているように使え、2つのバンドで独立した操作が可能です。ただし、2つのバンドで受信範囲が異なる機種があります。
従来のハンディ機は、単3形乾電池2~4本で動作していましたが、現在は「専用バッテリー」のリチウム充電池で作動するのが主流です。充電は本体や専用のスタンドで行います。多くのモデルで乾電池ケースが用意(同梱か別売)されています。
AMラジオに対応しないハンディ受信機
AMラジオ放送の周波数は低いので、付属アンテナでは受信できません。「内蔵バーアンテナ」に切り替えて受信します。なお、FM補完放送の拡充で、AMラジオ放送の周波数帯に対応していない機種が登場してきています。
「イヤホンアンテナ」は、イヤホン端子に挿したイヤホンのコードをアンテナ代わりにする機能。目立つ付属アンテナを装着せずに受信可能です。ただし、感度は大きく低下。中にはFMラジオ放送帯でしか、実用にならない機種もあります。
「受信音声の録音」は、受信した交信音声を録音する機能。記録メディアはmicroSDカード。音声と同時に記録される付随データはメーカーによって異なり、アイコムの方式では受信周波数なども記録されるので留守番受信に威力を発揮します。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ハンディ受信機に搭載されている録音機能とは?」