受信機には受信ジャンルや目的に応じて、効率的に受信できる機能があります。これらを利用した「待ち受け・スキャン・サーチ」の3つの受信スタイルを使い分けられるようになれば、もっと聞こえるようになるはず。この3つの受信スタイルのうち、スキャンとサーチとではどんな違いがあるのでしょう。

スキャンはバンク内のメモリーを受信

受信スタイルで「スキャン」は、聞きたいおもしろ無線の電波を、自動的に探し出すスタイル。目的の周波数をメモリーチャンネルに登録して、それをメモリーチャンネルのグループである「バンク」に振り分けます。

スキャンを開始するとバンク内のメモリーチャンネルを順番に切り替えて、電波が出ていないかを高速で何度もチェックし続けるのです。

電波を受信すると即座にチェックを止めて、音声が出ます。受信ジャンルを問わず、聞きたい周波数だけを受信するので、最も受信効率の高いスタイルです。

サーチは下限と上限とステップを設定

受信スタイルで「サーチ」は、周波数が、特定の帯域(バンド)内に連続して割当てられているジャンルを受信する際に、絶大な効果を発揮します。

割当て周波数を1波ずつメモリーしなくても、サーチバンドに「下限周波数」と「上限周波数」の2つだけをメモリーして、周波数同士の間隔(周波数ステップ)を設定するだけで準備は完了です。

登録した周波数範囲内で、電波の有無を超高速でチェックし続けるのです。複数のサーチバンドをつなげて、連続サーチするサーチリンクを使うと受信範囲が各段に広がります。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「受信機の操作でスキャンとサーチでは何が違う?