
おもしろ無線を快適に聞くことだけを追求して進化してきたツールが「ハンディ受信機」です。このため、初心者には難解な操作や使い方が分からない機能が多いのも事実。そこで、ハンディ受信機の基本の操作部と特徴的な機能を知っておきましょう。長い付き合いとなる“相棒”選びの参考にしてください。
ハンディ受信機のアンテナ接栓はSMA型
ハンディ受信機の操作の要になるのがボタンやダイヤルの配置。各メーカーとも、長年のノウハウからメインダイヤルや音調ダイヤルなどの主要な操作部分は、定位置になっています。
本体上部にある「アンテナ接栓」はアンテナの接続部。ハンディ受信機はネジ式のSMA型が主流で、ロック式のBNC型は旧型機や上位機の一部に採用されています。
本体側面の「USB端子」もいまや定番。電源を供給したり、充電池を充電したりします。PCと接続してメモリーを書き込んだり、ファームアップを行います。
ハンディ受信機のGPSユニットで測位
「メモリー編集ソフト」は、受信機に登録するメモリーをPCで編集して、ハンディ受信機に書き込むソフトのこと。現在は、メーカー公式サイトからダウロードする無料版がほとんどですが、古い機種の中には、USBメモリに入ったソフトを購入するタイプもあります。
「GPS位置測位」は、ハンディ受信機の上面に内蔵されたGPSユニットで自分の現在地を測位する機能。位置情報を受信に活用することができます。最新のDJ-X100では、受信した無線局の位置情報から自分との位置関係をディスプレイで表示することが可能です。
「Bluetooth通信」は、現行モデルではアマチュア無線機に限られますが、Bluetooth搭載でワイヤレスイヤホンが使用できる機能。屋外での受信に必須のイヤホンからコードが消えて快適。ハンディ受信機への搭載が復活することが熱望される機能です。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ハンディ受信機に搭載されたGPSで何ができる?」