受信機のアンテナは、受信するターゲットの割当て周波数にマッチングした長さと感度のバランスが取れたものを選ぶことになります。1本のアンテナですべてをカバーするのではなく、受信対象や受信環境に応じて長さを変えていくのがコツ。受信機のアンテナは対象や環境によって使い分けましょう。
受信機のアンテナは短くしたいもの
ハンディ受信機用のアンテナは、持ち歩きや受信現場での取り回しを考えると、できる限り短くしたいものです。とはいっても、アンテナを短くして短縮率を大きくすると、高感度が得られる帯域が狭くなってきます。
割当てられた1波だけで送受信する業務無線では、これでも問題にはならないのですが、30~480MHzもの広帯域に受信ジャンルが広がっているおもしろ無線の受信では、そうはいきません。
受信ターゲットを絞り込み、割当て周波数にマッチングした長さと感度のバランスが取れたアンテナを選ぶことになります。そして、受信する周囲の環境も、アンテナ選びの重要なポイントになってくるのです。
受信機のアンテナは環境に応じた長さ
周囲に人がいない、他人の目を気にせずに受信できる場所であれば、高感度を発揮する長いアンテナを使っても問題ありません。遠く離れた受信対象であってもクリアに受信できるでしょう。
一方で、人の目の多い受信対象の直近では、アンテナはできるだけ短くして目立たないようにしたいものです。短くても電波の発信源が近くなら、しっかりと受信できます。
ハンディ機を使ったおもしろ無線の受信では、1本のアンテナですべてをカバーするのではなく、受信対象や受信環境に応じて長さを変えていくのがコツです。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「受信機のアンテナは対象や環境によって使い分け」