理不尽なパワハラやセクハラを受けている場合、被害者が泣き寝入りすることがないよう、“証拠撮り”することが重要です。ただし、ターゲットに録画していることがバレてしまっては元も子もありません。そこで活用するのが、メガネやペンといった日用品に擬装したカメラです。激安品が出回ることで盗撮のハードルが下がっています。

盗撮に使用されたカメラの内訳は?

擬装カメラは、トラブルを解決する有効な道具になる一方、「盗撮」という負の側面も付き物です。警察庁の発表によると、2022年における盗撮行為の検挙件数は、全国で5,737件にも上りました。

盗撮に使用されたカメラの内訳は、スマホが79%であり、盗撮の多くはスマホが使われているということです。それでも、目の敵にされるのが擬装カメラや小型カメラなのです。

ただ、ここ数年、Amazonなどネット通販で5,000円以下で買える激安品が出回るようになりました。安価に買えるとなると、盗撮に対するハードルが下がりカジュアル化してしまうのもまた事実です。

盗撮カメラ発見器に上位機種も登場

ということで、盗撮カメラの存在を見抜くための知識と手順は知っておいて損はないでしょう。まずは基本事項として、すべての盗撮カメラには、撮影するためのレンズ穴が必ずあるということです。

後ろにスペースがあって不自然に黒い穴があいていたり、そこがキラリと光ればビンゴ…。しかし、非常に小さく肉眼では分かりにくいこともあるため、あると便利なのが盗撮カメラ発見器です。

盗撮カメラ発見器の仕組みはシンプルで、赤色LEDなどの強い光を照射してカメラレンズの反射をチェックします。昔からある道具ですが、近年は、カメラが発する電波をキャッチし、設置場所のアタリをつけられる上位機種も登場しています。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「盗撮カメラ発見器は簡易版と上位版で何が違う?