盗撮カメラ発見器の中には、カメラが発する映像電波を直接受像できるタイプも存在します。今まさに録画されている映像が手元のディスプレイ上で確認できるので、カメラの位置特定に関しては切り札として使えるでしょう。カメラ映像をそのまま受像できる盗撮カメラ発見器について、詳しく見ていきましょう。

盗撮カメラ発見器で監視カメラ映像

ただし、カメラ映像をそのまま受像できる盗撮カメラ発見器は、すべての映像に対応できるわけではなく、「アナログ(CVBS)」限定という制限があります。

アナログ映像で録画するカメラは、いわゆる昔ながらの監視カメラです。現在主流のLANケーブルや、Wi-Fiで接続するタイプはすべてデジタル映像で記録しています。

すなわち、カメラ映像をそのまま受像できる盗撮カメラ発見器は、近年の高画質化&低価格化が進んでいるIPカメラには非対応ということになるわけです。

盗撮カメラ発見器がスキャンを開始

そんなカメラ映像をそのまま受信できる盗撮カメラ発見器が、サンメカトロニクスの「WCH-150X」です。電源を入れると直ちにスキャンをスタートします。

スキャンは1.2/2.4/5.8GHz帯と周波数帯を変えながら、約10秒間隔で推移。映像をキャッチできたら、+ボタンでスキャンを停止。周波数をチューニングしながら映像を確認するのです。

受信周波数は900MHz~3.0GHz、5.0~6.0GHzです。電源は単4形ニッケル水素充電池×4本で、稼働時間は約50分。液晶サイズは2.4インチとなります。サイズ/重さは71W×119H×33Dmm/240g。実勢価格は115,000円です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「アナログ映像そのまま映し出す盗撮カメラ発見器