
盗撮カメラ発見器の仕組みはシンプルです。赤色LEDなどの強い光を照射して盗撮カメラのレンズからの反射をチェックします。昔からある道具ですが、近年はカメラが発する電波をキャッチして設置場所のアタリをつけられる上位機種が登場しています。アリエクで見つけた盗撮カメラ発見器の上位機種で盗撮カメラを探してみました。
盗撮カメラ発見器に4種の点灯パターン
今回、盗撮カメラを探し出すために使用したのは、中華通販サイトのAliExpressで発見した盗撮カメラ発見器の上位機種「RF DETECTOR G639」。実勢価格は8,000円です。
この盗撮カメラ発見器は中華製品なので、感度調節がかなりピーキー。常に警告が鳴る状態です。周りに電子機器がない場所を選んで実験してみました。
一方で、のぞき窓に設置された赤色LEDは全部で10灯あり、4種の点灯・点滅パターンが可能。カメラレンズから10m以上離れた場所からでも、ばっちり光が届いていました。
盗撮カメラ発見器がレンズを炙り出す
壁にかけられた、黒系のジャケット辺りで盗撮カメラ発見器が高反応を検出。肉眼ではまったく気づけませんでしたが、LEDボタンを押して小窓から付近をのぞいてみました。
盗撮カメラ発見器ののぞき窓の赤色LEDの輝度はすさまじく、ジャケットのボタンホール付近が激しく発光しています。盗撮カメラのレンズが炙り出せました。
ジャケットの内ポケットから出てきたのは基板型カメラ。レンズ径はわずか2mmほどでしたが、発見できました。たいていの盗撮カメラのレンズを見つけ出せるでしょう。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「盗撮カメラ発見器でジャケットからレンズを発見」