主に夜間に実施される「飲酒検問」は、ドライバーの意表を突いた場所が多く選ばれます。幹線道路から1本入って回り道をしたのに検問が待ち構えていた…ということがよくあるのです。じつは、飲酒検問の70%はドライバーの挙動で判断しているといいます。飲酒検問の実態を詳しく見ていきましょう。
飲酒検問は逃げようがない場所を選ぶ
交通機動隊だけではなく自動車警ら隊も独自に行うことができ、警察官にとってはポイントが稼ぎやすく、手っ取り早い取り締まりが「飲酒検問」です。「今月は酒(飲酒運転取り締まり)が少ないからやるか」という感じで急でも飲酒検問を始められます。
飲酒検問がよく行われる場所は、幹線道路から1本入った通り。大通りを避けるドライバー心理の裏を突くというわけです。幹線道路から路地に入った一方通行など、逃げようがない場所が選ばれることが多いのです。
また、飲酒検問をする際、警察官が呼気の匂いを確認しますが、じつはそこには裏があるといいます。窓を開けた時に酒の匂いはわかるもの。息を吐かせるのは挙動を見るためなのです。
飲酒検問は逃げるのを想定して待機
飲酒検問では息を少ししか吐かなかったり、逆に吸い込む人もいるとか。警察官もそんなに他人の息をかぎたくありません。そもそも怪しいクルマは飲酒検問前でスピードを落としたり、路地に逃げようとしたり、Uターンしようとしたり…。
飲酒検問時は、警察官を2名ほど配置するケースがよくあるパターン。ただし、近くの路地の奥などにも、白バイや他の警察官が待機しています。飲酒検問で路地などに逃げようとすると即座に取り締まられるわけです。
そもそも怪しいクルマは飲酒検問の前で減速したり、路地に逃げようとしたり、Uターンしようとしたりと、飲酒検問までの動きでバレバレ。そのようなクルマを想定して、飲酒検問の手前で隠れている警察官がすぐに駆け付ける算段になっています。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「飲酒検問は幹線道路を1本入った通りが狙われる」