PCを使った受信を可能にしているのは、SDR(Software Defined Radio)というソフトウエアです。従来の受信機は、受信信号の処理を電子部品の集合体で処理してきましたが、SDRはPCにインストールされたソフトウエアによって処理。そのため、ソフトを更新したり、別のソフトに変更することでまるで違ったものになるのです。

PC受信のカギを握るSDRのソフトウエア

最近の受信機、特にデジタル対応の受信機もSDRによって信号処理をしています。そのため、ファームアップによるソフトウエアの更新で、不具合を解消したり、新たな受信モードが追加されたりするのです。

PC受信のカギを握るのは、SDRのソフトウエア。ネットの世界には各種ありますが、スタンダードになっているのは、フランスのAirspy社が無料で提供する「SDR#」です。

2023年7月28日に更新された最新バージョンの「1.0.0.1919」をダウロードし、PCにインストール&セットアップする詳しい手順を紹介しましょう。

PC受信のソフトウエアをダウンロード

なお、以前のバージョン「1.0.0.1811」では解凍フォルダ内に入っていたUSBチューナーの汎用ドライバが、今回は入っておらず、外部サイトから入手してインストールしました。

まず公式サイトから「ソフトウェア無線パッケージ」(和訳)をダウンロード。ダウンロードした圧縮ファイル「sdrsharp-x86」を解凍したフォルダ内の「install-rtsdr」がインストーラーです。

クリックすると「install-rtsdr」が開くので、「展開」をクリックしてインストール。使用するUSBチューナー「RTL-SDR.COM V3」を、PCのUSB端子に挿します。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「エアーバンドをPC受信するための「SDR#」とは