スピード違反を取り締まる「ネズミ捕り」には出没しやすいスポットがあります。というのも、ネズミ捕りにはそれなりのスペースが必要になるからです。そんなネズミ捕りでとくに気をつけたいのが交差点をいくつも越えるアンダーパス。スピード違反以外の交通取り締まりが行われているからです。
ネズミ捕りはアンダーパスが狙われる
速度違反を取り締まる有人式のネズミ捕りは、無人式の固定オービスとは違って神出鬼没です。油断したその瞬間に検挙されるなんてことも少なくありません。ネズミ捕りは複数の警察官を動員して、華麗な連携プレーで獲物を効率的に捕獲していきます。
そんなスピード違反のネズミ捕りは、車両の速度を測定する「現認係」と違反車両を止める「停止係」、違反キップにサインさせる「サイン会場」という3部構成。現認係が隠れられ、停止係が突然飛び出しても危険ではなく、しかもサイン会場が設置できるスペースがあるとなると、ある程度限られてきます。
具体的には、信号と信号の間が長い直線区間、交差点をいくつも越える陸橋やアンダーパスなどでネズミ捕りは頻発。いずれも、ついオーバースピードになりがちなポイントでもあります。
ネズミ捕り以外にも取り締まりを実施
なかでも、とくに注意したいのがアンダーパス。スピード違反以外の交通違反取り締まりが行われるケースがよく目撃されています。というのも、アンダーパスは橋の上から車内の様子が丸見えだからです。
ここに警察官を配置して、携帯電話の使用やシートベルト未装着をチェック。アンダーパスを上り切った先で、停止させられるというわけです。進路変更禁止区間が設置されていることが多いことにも注意しなければなりません。
ふだんから交通ルールを守るのは当然ですが、アンダーパスではいつも以上に安全運転を心がけるのが正解。ちなみにネズミ捕りは、都市部では交通量が少ない休日の午前、郊外では平日の日中が狙われやすいといわれています。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ネズミ捕りだけじゃないアンダーパスの交通違反」