各道府県の警察本部で管轄区域を超えた全域をパトロールする自動車警ら隊、通称・自ら隊。職務質問のプロとして知られています。自ら隊の白黒パトカーの特徴は、ルーフ上にある昇降装置付きの赤色灯。そんな自ら隊が使う、飲酒検問だけではない酒気帯び取り締まりテクニックを見ていきましょう。
飲酒検問は自ら隊も独自で行う取締り
スピード違反は交通機動隊だけを注意すればいいというわけではありません。自ら隊の白黒パトカーもスピード違反などの取り締まりを行います。とはいえ、乗員の追尾・測定技量が高くないため、追尾式の取り締まりは不得手です。
それでは、自ら隊はどういう取り締まりが得意なのでしょうか。「自ら隊のパトカーにもストップメーターは付いているので速度違反の追尾も可能。でも、やるのは酒(飲酒運転)が多いです」といいます。
「酒のシーズンは交通機動隊と違反者の取り合いになりますね」とのこと。主に夜間に実施される飲酒検問は、交通機動隊だけではなく自ら隊も独自に行うことができるからです。
飲酒検問以外の酒気帯び取締りテク
飲酒検問は、警察官にとってはポイントが稼ぎやすく、手っ取り早い取り締まり。ただし、酒気帯び取り締まりには飲酒検問のほか、自ら隊ならではのテクニックもあるようです。
「地域に密着した警らを得意とする自ら隊は、繁華街を中心に取り締まります。夕方に繁華街を見回り、駐車場などで車種を覚えておきます。そして、そのクルマの持ち主が帰って来たらすかさず追跡」するのです。
ここで、いったんクルマを停止させるのがポイント。「ほぼ飲んでいるはずなので、一時停止違反やウインカーの出し忘れなどで停車させて、飲酒で捕まえてしまうのです」といいます。飲酒運転は絶対にやめましょう。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「飲酒検問だけじゃない酒気帯び取締りテクニック」