ブルーインパルスは航空祭の当日ではなく、前日か2日前に飛来します。これは基地の上空でアクロバット飛行の予行をするため。地上にある目標点の確認などをして、本番に備えます。このときが使用する周波数を見つける最初のチャンス。あとは当日、ブルーインパルスが動き出す直前に周波数を探すことになります。

ブルーインパルスの周波数は1波だけ

ブルーインパルスが予行で使用した周波数は本番でも使われます。予行なので、焦らずじっくりとパイロット間で使用する周波数を探せるため、航空祭は“前日入り”がオススメ。基地内には入れませんが、ブルーインパルスのアクロバット飛行が2回見られるなど、覚えておきたいテクニックです。

なお、ブルーインパルスのアクロバット飛行でパイロットが使う周波数は1波だけ。GNDにもTWRにも周波数を変えることなく交信します。これがほかの展示飛行とは大きく違うポイント。ブルーインパルスはタキシングから着陸まで、1つの周波数を使い通すのです。

大多数の人は“当日入り”するので、ブルーインパルスの使用周波数は本番中に調べることになります。当然ですが、無線は交信が無いと受信できません。ゆえに、ブルーインパルスが無線を使用するタイミングをマスターしましょう。

ブルーインパルスの周波数タイミング

とはいってもブルーインパルスの周波数を調べるタイミングはアクロバット飛行中ではありません。ブルーインパルスが無線を最初に使うのは、滑走路へ向かって動き出す直前。動いてからでは遅いので、タイミングがつかめそうにもありませんが、大丈夫です。

ブルーインパルスの出発前の一連の確認動作は「ウォークダウン」と呼ばれ、観覧エリアから見えるエプロンで行います。パイロットが搭乗するところから、見せる要素が盛り込まれているわけです。

このウォークダウンでパイロットと整備スタッフによる機体の動作チェックあたりで、割当て周波数のバンクをスキャンさせましょう。ブルーインパルスが最初に電波を出すのは、ランディングライトを点灯する直前のラジオチェックだからです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ブルーインパルスの周波数は「前日入り」で探す