おもしろ無線がアナログ波だった時代は、自宅の窓際にハンディ機を置いておくだけで、地元や近隣の消防無線、大出力の業務無線が自然と入感してきました。受信は「静的」な遊びだったのです。しかし、デジタル化によって主要な無線が復調できなくなると、聞こえる無線を積極的に探し出す「動的」なものへと大きく変化しました。
DJ-X100でデジタル受信の対象が拡大
そして、2023年4月にアルインコからハンディ機の「DJ-X100」が発売されると、デジタル受信の対象が一気に拡大。よりアクティブに動いた人には、それ相応の無線がたくさん聞こえるようになったのです。
このような受信対象と受信機材の変化は、既存の受信スタイルにも激変をもたらします。自宅での受信から、高所へ移動しての受信や現場での受信になりました。
その移動にクルマを使う人は多いでしょう。密閉空間であるクルマはまさに移動シャックです。複数の受信機を電源を気にすることなく稼働できて、スピーカーから受信音を響かせることが可能です。
DJ-X100でモービル受信するための機材
そして何よりクルマのルーフには、ハンディ機には接続できない1mを超えるアンテナを設置できます。自由に移動できるクルマを使ったモービル受信(車内受信)は、自宅以上の受信結果を得られる人が圧倒的に多くなります。
モービル受信は、片手での操作性とディスプレイの視認性に優れたモービル機で行うのがベストとされてきました。ただし、これはエアーバンド受信を除けば過去の常識といえるでしょう。
現在はデジタル波に対応したハンディ受信機、DJ-X100を使うのがベスト。そんなハンディ機によるモービル受信に必要な受信機材は「ハンディ機ホルダー」「モービルスピーカー」「アンテナ基台」です。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「DJ-X100でモービル受信するための3種の神器とは」