運転免許証を本人確認の証明として提示したときに、番号を控えられた経験は誰にでもあるはず。ただし、12ケタの免許証番号は単なる数字の羅列ではありません。運転免許証の番号を読み解くことで、初めて免許証を交付された年や公安委員会の場所、再発行回数などがわかってしまうのでした。
運転免許証番号の頭の2ケタ数字
運転免許証は顔写真入りで名前や生年月日、住所などが記載されているため、本人確認の証明として広く利用されています。そして、本人確認をした控えとして使われるのが12ケタの運転免許証番号です。
ただし、運転免許証番号は個人ごとに割り振られた意味のないランダムな数字ではありません。じつは運転免許証番号は、ある法則に基づいて数字が割り振られています。運転免許証番号の読み方を見ていきましょう。
12ケタの番号のうち頭の2ケタ数字は各都道府県の公安委員会の番号です。この公安委員会の番号は、初めて免許証を交付された公安委員会の場所。例えば、現在の運転免許が東京都公安委員会から交付されていても、最初に交付された場所が千葉県であれば免許証番号の頭2ケタには「44」と記載されているのです。
運転免許証番号には再発行の回数
公安委員会は全国で51の番号が設定されており、例えば東京であれば「30」になります。このほか、北海道が10番台、東北地方が20番台、関東甲信越地方は40番台、中部北陸地方は50番台、関西地方は60番台、中国地方は70番台、四国地方は80番台、九州地方は90番台です。
運転免許証番号の3~4ケタは、初めて免許証の交付を受けた西暦の下2ケタになります。自分が運転免許証を最初に取得した年を知りたければ、運転免許証番号の3~4ケタを見ればよいというわけです。
さらに、運転免許証番号の下1ケタは運転免許を再発行した回数。運転免許証は12ケタの番号の最後の数字を見れば、再発行した回数もわかってしまうのでした。
なお、5~10ケタは各都道府県の公安委員会が独自に決めている管理番号。この6ケタの数字に関してはとくに共通した法則性はありません。5~8ケタがピンクになっている理由も不明です。また、11ケタ目は「チェックディジット」と呼ばれる数字で、とくに意味のある数字ではありません。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「運転免許証番号で再発行の回数がわかる場所は?」