NHKの受信契約は、NHKが映るテレビを持つ人に結ぶ義務があると定められています。であれば、NHKが映らないテレビを作ってしまえば、NHKの受信契約が不要とも考えられ、それを実現した装置が「イラネッチケー」です。しかし、イラネッチケーを巡る裁判では、NHK受信契約が必要という判決が出され続けているのです。
イラネッチケーがNHKの周波数カット
イラネッチケーとは、NHKテレビ放送の周波数帯だけをカットするフィルター。NHK受信料制度に批判的な筑波大学准教授が2014年に開発したものです。イラネッチケーの英字表記である「iranehk」は「いらねー(irane)」と「NHK」を合体させた造語になります。
イラネッチケーは、NHKがテレビ放送に利用する周波数帯のみカットする仕組み。テレビとアンテナの間に取り付けるとNHKだけが受信不可能になります。
NHKがテレビで使う周波数帯は送信所ごとに違うため、イラネッチケーには地区ごとにカットする周波数が異なるバージョンが存在。東京スカイツリー・生駒山・瀬戸デジタワーに対応した地上波用と、BS放送用の4種類がありました。
イラネッチケー裁判は視聴者側が敗訴
ただし、イラネッチケーを取り付けたことを理由にNHK受信契約を解約、あるいは受信契約が不要だとして視聴者側からNHKと争った裁判は、いまのところ視聴者側の敗訴が続いているのが現状です。
イラネッチケー関連で最初に出された判決は、イラネッチケーを単にアンテナケーブルとテレビの間に取り付けた状態に関するもの。東京高裁まで争った裁判もありましたが、最終的には、視聴者側の上告を最高裁が受理せず敗訴が確定しています。
このため、今後イラネッチケー同様に物理的なフィルターを使いNHKのみ映らなくするという手法では、NHK受信契約を拒否することは難しいといえるでしょう。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「NHKだけ受信不能にする「イラネッチケー」とは」