スピード違反の取り締まりといえば、高速道路や幹線道路に設置された無人式の取り締まり装置「オービス」を思い浮かべる人も多いはず。もし高速道路でオービスに撮影されたら、どんな流れで処理されていくのでしょう。一言でいうと、とにかくさまざま手続きが必要で、時間と労力がかかって大変です。
高速道路のオービスが赤く強烈に光る
いわゆるオービスは「レーダー」や「ループコイル」を使ってスピードを測り、違反車両の場合はカメラで撮影します。高速道路などを運転中に赤く強烈に光ったという場合、オービスに撮られたと考えるのが一般的です。
それが、まさしくオービスであったなら1~2週間で警察から呼び出しのお知らせ「出頭命令通知」が届きます。送付先はナンバー情報から調べた住所、つまり違反車両の所有者宛て。出頭先は撮影したオービスを管轄する警察署となりますが、変更は可能です。
通知内容に従って警察に出頭すると、走行スピードが記録されたオービスの写真が提示され、違反事実を確認。認めてサインすれば違反切符を切られます。
高速道路のオービスは超過40km/h以上
オービスが撮影するのは、一般道なら超過速度が30km/h以上、高速道路なら超過40km/h以上のスピード違反なので、渡される違反切符は赤切符です。その後、交通裁判所から呼び出され、略式の裁判手続きにより上限10万円の罰金を支払います。
これで刑事処分は終了ですが、行政処分も受けなければなりません。違反点数は6点以上なので、免許停止は確実。免許センターなどから呼び出され、免許停止や免許取り消しといった措置を受けることになるのです。
つまり、高速道路でオービスに撮られると事後の手続きがとんでもなく面倒ということ。安全運転を心がけた方が、いろいろな意味でお得というわけです。交通ルールはしっかり守りましょう。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「高速道路のオービスは撮影された後が大変だった」