インターネット上にアップされるクルマの写真や映像では、ナンバープレートの部分を加工するのがマナーのようになっています。これはナンバープレートから持ち主が特定されるのを避けるための配慮。はたして、ナンバープレートから住所は調べることできるのでしょうか。実際には一般人が住所を特定することは非常に難しいのでした。

ナンバープレートから住所がわかった

かつては自動車のナンバーさえわかれば、陸運事務所で簡単に持ち主の住所がわかる仕組みでした。車検証に書かれた内容をそのまま写した「登録事項等証明書」という書類を陸運事務所は発行していて、自動車のナンバーだけで請求可能でした。

また、登録事項等証明書を取る際に請求理由を書かされることもなく、発行手数料も数百円程度。誰でも法務局で登記簿を見れば土地・家屋の持ち主がわかるように、手軽な手続きでナンバープレートから持ち主や住所がわかりました。

しかし、個人情報保護の観点から制度が変わり、2007年11月19日以降は登録事項等証明書を発行する場合、自動車のナンバーに加え「車台番号」が分からないと行えない仕組みになっています。

ナンバープレートで住所を知る裏ワザ

車台番号とは、自動車メーカーが製造時に付けるシリアルナンバーのこと。これがない自動車は車検を受けることができません。車台番号のある位置は車種によって異なりますが、ボンネット内やシート下などに打刻したり金属プレートを貼るなどして記載されています。

持ち主に無断で自動車のボンネットを開けたり、シートを外すことはほぼ不可能。つまり、登録事項等証明書を入手するには持ち主の了解がないとできません。ナンバープレートから持ち主の住所を割り出す目的では使えないことになります。

ただし、自動車ナンバーだけで登録事項等証明書を取れる裏ワザもあります。それは、私有地内に放置された自動車の持ち主を確認する場合です。何日も無断駐車されて迷惑な場合、その場所の図面と自動車の写真を用意すれば登録事項等証明書が発行できます。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ナンバープレートから住所を調べる裏ワザとは?