3千円以下で購入できる中華ハンディ無線機「UV-K5」を、送信できないようにプログラムを書き換えたエンジニアがいます。そのファームウェアが彼によって無償で提供され、受信界で大きなブームになっているのです。そんな未知の“受信機”を徹底調査。まずはUV-K5の受信性能や基本スペックに迫ります。
UV-K5は高性能受信機に生まれ変わる
中華ハンディ無線機のQUANSHENG「UV-K5」に、有志が開発したカスタムファームを導入することで、高性能な“受信機”に生まれ変わります。まずはUV-K5自体の受信機としてのスペックを見ていきましょう。
受信機化したUV-K5の基本スペックは、受信周波数が15~76/108~630/840~1300MHz。FMラジオバンドが76.0~108.0MHzとなります。受信モードはFM/AM/USBです。
周波数ステップは0.01/0.1/0.5/1/2.5/5/6.25/8.33/10/12.5/15/20/25/30/50/100/125/200kHzです。メモリーチャンネルは200チャンネル×2。メモリーバンクは2(リスト)となります。
UV-K5には音声反転式の秘話解読機能
UV-K5にサーチバンドはありませんが、VFOサーチが可能です。トーンスケルチは51波(逆トーン対応)、デジタルコードスケルチは104コード×2。秘話解読機能は音声反転式(10段階)を搭載しています。
付属アンテナは全長178mm。アンテナ接栓は逆SMA型です。イヤホン端子は2.5mm、マイク端子3.5mm。充電端子はUSB Type-Cを採用しています。付属バッテリー「BPK5」はDC7.2V/1,600mAhです。
メモリー管理ソフトは「CHIRP for UV-K5-RX-JP」。WEBOO氏のブログから購入できて、価格は980円です。ディスプレイはドットマトリックス方式で、サイズは30W×21Hmm。本体のサイズ/重さは56W×102H×33Dmm/238gです。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「3千円以下で購入できる「UV-K5」の受信性能は?」