エネループなどの充電池で気を付けたいのが、長期間放置してしまうことで起こる「過放電」です。一度、過放電になったエネループはいくら充電してもバッテリーとしての機能を果たさなくなるのです。ところが、100均のダイソー充電器で、過放電で充電できなくなったエネループが復活したのです。その理由を見ていきましょう。

ダイソーの充電器でエネループ復活

100均ショップのダイソーでは、単3形・単4形の充電池が販売されており、それを充電するための充電器も販売されています。このダイソー充電器で過放電エネループを復活させられるのです。

まずは、過放電になったエネループを用意しました。過放電エネループはいくら充電をしても「LOW VOLTAGE」という表示。こうなったら純正の充電器では太刀打ちできません。

そこで、鉄の棒と化してしまった、死んだエネループをダイソー充電器で充電。1日くらい充電したままにしておきます。すると、見事に完全復活。エネループの純正容量が1,900mAhなのに対し、1,773mAhにまで性能を取り戻せました。

ダイソーの充電器はセンサーがない

じつはダイソーの充電器、安いがゆえにセンサー類が搭載されておらず、電流をひたすら流し続ける仕様になっています。普通なら満充電になったらセンサーが反応して止まるのですが、延々と流し続けてしまうという困った特性があるのです。

完全なる不具合ですが、じつは過放電で死んだ充電池に対しては都合がイイのです。充電池は、充電せずに長期間放置すると内部に大きな負荷がかかり、過放電状態になってしまいます。

充電池は一度、過放電させてしまうと、純正の充電器では充電不可能。そんな場合に、このダイソー充電器を使うと、電気を無理やり流し続けることで過放電エネループが復活するというわけです。

【関連リンク】
ダイソーとセリアの100均充電池を2年間使い続けて比較
アルカリ乾電池を充電すると安全性どうなる?
100均電池比較はセリアがスタミナ1位で2位はキャンドゥ
リチウムイオン電池18650形の過放電復活方法
バッテリー寿命で100均の単三電池を選ぶ!

情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ダイソー充電器で過放電エネループが復活した理由