数あるETC割引のなかでも「ETC平日朝夕割」は、対象路線が幅広く利用回数に応じて最大50%が還元される魅力的なサービス。しかし、会員登録が必要なだけでなく、ETC休日割引やETC深夜割引と比べて時間に厳しい割引でもあります。そこで、ETC平日朝夕割で確実に還元を受ける時刻判定のポイントを見ていきましょう。

ETC平日朝夕割には会員登録が必要

NEXCO3社が実施しているETC割引のなかで、朝夕の高速道路の利用回数に応じて最大50%還元になる「ETC平日朝夕割」はおトク度が高いサービス。ETC休日割引やETC深夜割引の30%割引より割引率も高いので活用したいところです。

ETC平日朝夕割は、もともと通勤時の高速利用を想定したもので、対象時間帯は土日祝日を除く6~9時、17~20時の毎日各1回ずつ。走行距離についても対象路線の100km分までとなります。

ETCマイレージ会員限定の割引サービスであるため、無料の会員登録をしなければ割引対象になりません。還元率は月5~9回の利用で30%、10回以上が50%。通勤などで5往復以上すれば、最大還元率の50%となる設定です。

さらに、ETC平日朝夕割は還元を受けた料金で走行した場合でも、ETC平日朝夕割の対象として利用回数・還元額ともカウントされる仕組みです。なお、ETC平日朝夕割の対象走行となった場合、ETCマイレージのポイントは付きません。

ETC平日朝夕割は時刻判定で要注意

メリットの大きいETC平日朝夕割ですが、ETC休日割引やETC深夜割引以上に時刻判定で注意が必要です。ETC休日割引やETC深夜割引は基本的に対象日・時間帯に高速道路内にいれば適用となります。しかし、ETC平日朝夕割では入口ICか出口ICのどちらかを対象時間帯に通過する必要があるのです。

通過時刻の判定については、どちらかが大都市近郊区間となっていてもOK。例えば、東京ICを6時30分に乗り名古屋ICを12時に降りたとしても、100km分について走行回数に応じた還元を受けられます。ただし、間に首都高速などの都市高速が入ると別カウントになるので注意が必要です。

なお、ETC平日朝夕割とETC深夜割引の両方が適用になる走行では、ETC深夜割引の方が優先されます。とはいえ、平日朝夕割は17~20時、深夜割引は0~4時が対象時間帯です。

両方が適用になるには数時間以上、連続走行することになるため、距離制限があるETC平日朝夕割よりも距離無制限のETC深夜割引の方が割引額が多くなるケースがほとんど。それほど気にする必要はないでしょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「最大50%還元「ETC平日朝夕割」時刻判定に注意