職務質問をする警察官には各自治体ごと、つまり警察署ごとに職務質問対象者用のマニュアルやルールが存在しています。例えば、東京都千代田区エリアは2008年の秋葉原通り魔事件以降、少しでも怪しそうであれば職務質問するように徹底されているのです。そして、職務質問に遭いやすい人には共通の外見的特徴があるのでした。

ミュージシャン風は職務質問される

警察官が職務質問をするかしないかは、基本的にその人の身なりや目の動きで判断しています。一般的に職務質問に遭いやすい人の身なりでよくいわれる外見的特徴が「ミュージシャン風」というものです。

この職務質問に遭いやすいミュージシャン風という外見的特徴には、じつはちゃんとした理由があります。ミュージシャン風というのは、あくまで表現上のこと。長髪や金髪で頬がこけていて痩せているなどの外見的特徴は、薬物所持が疑われるからです。

さらに「長髪または金髪」はまともな職業人ではないこと、「痩せている」は薬物常用の疑い、「上下の服の季節感がバラバラ」という外見的特徴も、やはり薬物常用が疑われます。後は職務質問で相手の不審点を探っていくわけです。

クルマにも職務質問されやすい外見

職務質問に遭いやすい人の外見的特徴はほかにもあります。「目深な帽子とマスク」は窃盗の疑い、「迷彩柄の服とアクセサリー」は武器など危険物所持の疑い、「大きなバッグ」は危険物所持&住居侵入が疑われるというわけです。

同様にクルマにも、職務質問に遭いやすい外見的特徴があります。それが「高級車なのに汚い」など、だらしがない車両です。というのも、こうした外見的特徴のあるクルマは、覚せい剤などで心が乱れているという嫌疑がかけられるからです。

自分の保有しているクルマではない窃盗車なので愛着がなくて汚したままにしている、窃盗車であるために整備に出せない…などの理由も考えられるでしょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ミュージシャン風だと職務質問に遭いやすい理由