盗聴器を発見するといっても、一般の人は盗聴器そのものを見たことがない人が多いでしょう。それでは盗聴器を発見できるわけがありません。とはいえ、ひと口に盗聴器といっても、種類が豊富にあるのも事実ですまずは盗聴器発見に必須ともいえる、盗聴器の種類を把握することから始めましょう。
盗聴器発見のために把握すべきタイプ
盗聴器は、音声の保存方法で大きく2つに分けられます。マイクで拾った音声を電波で飛ばす「無線式」と、音声を盗聴器本体や付属している録音機器に記録する「有線式」に分類できます。
また、外見で分類するなら「ボックス型・擬装型・その他」で分類可能です。そのほかにも電源方式で分類すると、乾電池などから電源を得る「電池式」と、仕掛けた物やコンセントから電気を得る「寄生式」でも分類できます。
ここでは、盗聴器発見のために把握しておきたい「ボックス型・擬装型・その他」の外見による分類を見ていきます。それぞれ代表的なタイプを紹介しましょう。
盗聴器発見が難しい電話寄生タイプ
「ボックス型」は盗聴器として使われるオーソドックスなタイプ。マッチ箱程度のサイズが一般的で、黒い長方形が主流です。乾電池駆動が多く、集音マイクで音を拾い、それを電波で飛ばします。3万円程度で入手可能です。
「擬装型」は無線式、有線式のどちらにも存在します。盗聴器発見では三つ又コンセントに偽装したタイプがほとんど。電源はコンセントから得る寄生式なので半永久的に電波を発射し続けます。3万円程度で購入可能。ほかにも偽装型はマウス型、傘型、時計型など種類は豊富です。
「その他」では電話寄生タイプという盗聴器もあります。これは固定電話のモジュラージャック周辺、カールコードなどに仕掛けられ、通話時にのみ電波を発射するタイプ。このため、盗聴器発見が難しいのが特徴。4万円程度で入手することが可能です。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「盗聴器を発見するにはまずその種類から把握する」