警察官は犯罪者を取り締まるという仕事柄、銃や刃物を持った危険な犯人や、薬物摂取で正気を失っている人を相手にするなど、危険と隣り合わせの職業です。危険にさらされる分、警察官に対してはさまざまな特殊手当が用意されていますが、その危険度に対して支払われる給料の手当は決して高いとはいえないのでした。
警察官の給料は一般公務員より高い
国家公務員となる一部のキャリア警察官を除くと、警察官は各都道府県に所属する地方公務員です。地方公務員の給与は各地方自治体ごとに条例で定められます。警察官の場合は危険度が高い職業ということで、各都道府県庁に勤務する一般職より高い設定です。
東京都の場合、都庁に勤務する一般的な職員に適用される「行政職」の給与は月15万6200円からスタートします。一方、警視庁勤務の警察官は「公安職」として月18万1600円から勤続年数や階級に応じて上がっていく仕組みです。
さらに、警察官にはさまざまな任務についた際に「特殊勤務手当」が追加されます。特殊勤務といっても「警ら手当」「捜査等業務手当」など、警察官として特殊とはいえない任務の手当もあり、外回りをすれば手当が付く仕組みといえます。
警察官の給料で捜査手当は1日550円
危険と隣り合わせの警察官にさまざまな手当が付くのはある意味、当然といえますが、実際に支払われる手当の金額はそれほど多くはありません。警視庁の場合、刑事が事件捜査に関わった際の「捜査等業務手当」は通常1日550円、銃を持つ犯人を取り締まる状況でも1日最大3000円です。
また、「警ら手当」については、無線警ら車で巡回するパトカー隊員は1日350円、交番勤務で街を巡回する警察官は1日500円で、月20日間勤務だとすれば追加される手当は1万円以下です。
一方、捜査等業務手当や警ら手当より高額な手当もあり、爆破物の処理をした際の「爆発物等処理手当」は1回5400円、死体に関係した際の「死体処理手当」は腐乱していた場合は1回3200円です。とはいえ、任務の危険や苦痛を考えると、支払われる給料の手当は高いとはいえないでしょう。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「警察官が死体処理でもらえる給料の手当いくら?」