アーカムの「ARK-NV8000」は専用のヘッドマウントバンドが付属する暗視スコープで、両手がフリーの状態で暗視撮影ができます。長時間の調査はもちろん、夜間の釣りやサバゲなどでも活躍するでしょう。もちろん、双眼鏡のように手持ちでも使える仕様です。ヘッドマウントが可能な双眼鏡タイプの暗視スコープをテストしてみました。
暗視スコープの赤外線照射で光の影
アーカムの暗視スコープ「ARK-NV8000」は赤外線照射部にはコリメーターレンズを採用し、一方向へ焦点を絞った照射が可能。最大のレベル7で照らせば、赤外線による光の影ができてしまうほどでした。
一般的なグレーとグリーンでの表示のほか、ターゲットを黒くする反転も採用。遠くに潜む対象が判別しにくい場合、通常/反転と異なるアプローチで索敵をサポートします。
自身が所有するキャンプ場をパトロール…を想定して、明かりが少ないキャンプ場で性能をテストしたところ、赤外線LEDが強力で“影”ができるほど明るく不正利用者を炙り出しました。
暗視スコープの反転で人物を認識する
この暗視スコープで興味深かったのが反転。単に色を変えるだけではないため、通常モードよりも人物の存在を認識しやすくなります。切り替えながらの運用が有効でしょう。
暗視方式は2.5世代相当で、解像度は1920×1080ドット(AVI)、記録メディアはmicroSDカード(最大32GB)です。赤外線出力は3Wで、赤外線波長は850nm、IRレベルは7段階となります。
レンズF値はF1.4で、ディスプレイサイズは1.4インチ。検出可能距離は300mで、デジタルズームは4倍です。電源はリチウムイオン電池(3,000mAh)で、防水等級はIP54となります。サイズ/重さは122W×55H×152Dmm/345g。実勢価格は44,000円です。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ヘッドマウント可能な双眼鏡タイプ暗視スコープ」