SIONYXは、米国防省をはじめとした政府機関への導入実績があるアメリカの光学機器メーカー。独自開発の低照度CMOSセンサーや暗視技術を用いた製品は軍事・防衛分野以外にも幅広く活用されています。「SIONYX PRO」は、そんなSIONYXの民生用暗視スコープのフラッグシップモデル。その実力を見ていきましょう。

暗視スコープで鮮明なフルカラー実現

SIONYXの暗視スコープ「SIONYX PRO」は819200という驚異的なISO感度を誇り、通常目視できない暗所を明るく映し出します。撮影モードやシーンの切り替えはジョグダイヤルやシーンダイヤルで行う設計です。

極端に光量の少ない状況下で鮮明なフルカラー暗視を実現しており、船舶の夜間航行や山間部での鳥獣対策、さらには密漁の監視まで、タフな現場での運用に最適でしょう。

300g弱という本格的な暗視スコープにしては軽量コンパクトな本体ながら、IP67相当の防塵防水機能を備え、約10時間の連続撮影にも対応。Wi-Fiも搭載しており、専用アプリを使ってリアルタイムの映像確認や各種設定も可能です。

暗視スコープに有機ELディスプレイ

有機ELディスプレイは映像をクッキリハッキリ描写し、必要な情報も画面内でチェックできます。ファインダーをのぞくと起動するアイセンサーも便利です。

センサーは超低照度CMOSセンサーで、ISO感度は819200です。ファインダーは有機ELマイクロディスプレイで、モードはNigth・Twilight・Day。レンズは16mm/F1.4(Nigt)・F2.0(Twilight)・F5.6(Day)となります。

動画は720×360ドット(MOV)で、静止画は1280×720ドット(JPG?)です。デジタルズームは3倍で、記録メディアはmicroSDカード(256GB)。稼働時間は約2時間で、充電時間は約2時間となります。サイズ/重さは63W×53H×119Dmm/274g。参考価格は198,000円です。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ISO「819200」と圧倒的な高感度の暗視スコープ