東芝エルイートレーディングの「TY-SR66」は、ステレオスピーカー搭載で音を楽しむラジオ。2016年に発売された「TY-SR55」の後継機種として2021年に登場しました。最近の東芝ラジオは、災害時に備えてLEDライトを装備。防災ラジオとしての顔もあります。TY-SR66の性能について詳しく見ていきましょう。

TY-SR66のメインターゲットは若年層

東芝エルイートレーディング「TY-SR66」のメインターゲットは、FM波で音楽を楽しみたいユーザーです。ラジオを好む年齢層は高めが中心になりますが、ステレオスピーカーを搭載しており、より若年層を取り込みたいという姿勢が感じられます。

AM/FM波ともに感度が高く、とくにAM波は遠距離受信にも対応できるほど。周波数表示がデジタルで直読できるため、細かなチューニングが得意でないユーザーでも安心です。

選局は「もどる」と「すすむ」の各ボタンを押して行うため、少しばかり面倒ですが、長押しするとスキャンではない早送りができます。機能としては、AM波とFM波でそれぞれ6局分の「プリセットメモリー」と「おやすみタイマー」を搭載しています。

TY-SR66はFM波の感度アップを実現した

TY-SR66は2021年の発売。2016年に発売された「TY-SR55」の後継機種として登場しました。5年という製品サイクルはラジオとしては平均的ですが、細かいところまで見直しが行われています。

オーディオアンプが500mW×2から1,800mW(ACアダプタ接続時は2,000mW)×2へと大幅にパワーアップ。ほかにもFM波の感度アップも実現。LEDライトも追加されています。

一般的に、フラッグシップモデルはその時のトレンドを取り込むため、過去の製品と連続性の少ない尖った製品になりがち。しかし、東芝エルイートレーディングは過去の資産を大切にしながら新しい製品に活かしていく方針のようです。実勢価格は7,000円です。(文/手島伸英)

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「TY-SR66はステレオスピーカーを搭載したラジオ