HIKMICROの「CHEETAHC32F-S」は、ハンター向けにリリースされている暗視スコープのハイエンドモルです。最大8倍デジタルズームの高性能スコープ、IR照射装置内蔵により完全な暗闇での撮影…といった高スペックな機能を搭載しています。一般的な市街地と光源のない暗所でその性能をテストしてみました。
暗視スコープ日中モードでカラー撮影
まずは街灯が一切ない場所でも、暗視スコープの日中モードではカラー撮影が可能でした。さすがにノイズは多いものの、カラーで見ることで情報量が増えています。なお、デジタルズームで100m先の暗闇に潜む人影を捉えました。
夜間モードでは赤外線を照射し、さらに鮮明な映像を記録可能。距離は約80mでしたが、デジタルズーム8倍でもノイズは少なめ。軽量コンパクトな本体は望遠撮影では手ブレするため、三脚があるとベターでしょう。
なお、夜間モードでは暗視スコープ本体のレンズ上に搭載されている赤外線ライトが発光しますが、目視ではぼんやりと光る程度です。100m先からは確認できないでしょう。
暗視スコープで街灯のある市街地撮影
街灯などの光源がある場所では、より鮮明な映像として記録できました。暗視スコープの霧透過モードは本来濃霧の中で高感度な赤外線撮影を行うためのモードですが、市街地では夜間モードよりもシャープな描写を実現しています。
夜間モードはコントラストの強い霧透過モードよりも自然な描写になりました。なお、最適な露出を得られる光量に赤外線を自動調整するSmart IR機能も搭載しています。
さらに、日中モードでは光源のない場所に比べて、自然なカラー描写になりました。明暗差のある場所でも、白飛びや黒つぶれが最小限に抑えられているのは、さすがです。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「暗視スコープは暗闇でも100m先の人影をキャッチ」