ETCを利用する最大のメリットは休日割引・深夜割引といったETC割引を受けられること。とはいえ、休日や深夜に高速道路を利用しない人はこうした割引を受けられないため、現金利用と変わらないと思っている人も多いでしょう。じつは、休日や深夜などの曜日や時間帯に関係なくETCを使うと高速料金が安くなる路線もあるのです。
平日昼間でも橋やトンネルはETC割引
平日でも利用可能なETC割引といえば、東京湾アクアラインに関する「アクアライン割引」が有名です。アクアライン割引により、木更津金田IC~浮島JCTの区間は通常料金が普通車3140円のところETC利用は800円となり、割引率は約75%です。
しかし、NEXCO3社路線には東京湾アクアライン以外にもETC利用だけで通行料金が割引になる区間が存在。それは、関門橋や関越トンネルなどに設けられた「特別区間」と呼ばれる場所で、ETCを利用しない場合の料金は他路線と比べて割高に設定されています。
これは、海上橋や長距離トンネルは建設コストが高いので割増料金となっているため。NEXCO3社路線の1kmあたりの料金は普通車24.6円(普通区間・税抜)ですが、関越トンネル・恵那山トンネル・飛騨トンネルは39.36円、関門橋はさらに高く64円と2倍以上になります。
平日昼間のETC割引のさらに30%オフ
ところが、ETCを利用するとこの割増料金がなくなり、普通車であれば普通区間と同じ1kmあたり24.6円で済むのです。例えば、関越トンネルの前後にある水上IC~湯沢ICを走行する場合、現金利用であれば普通車1290円のところがETC利用は870円と420円も割安となります。
また、過去の経緯から1kmあたりの料金が割高となっている広島岩国道路にもETC割引があり、廿日市IC~大竹ICの通行料金は通常普通車730円のところがETC利用では520円と210円割安です。ちなみに、広島岩国道路はNEXCO路線のなかでは車種区分も特殊で、軽自動車や自動二輪・中型車は「普通車」扱いとなります。
なお、東京湾アクアラインのアクアライン割引は休日割引や深夜割引の重複適用はありませんが、関越トンネルをはじめとする「特別区間」と広島岩国道路は深夜割引・休日割引の重複適用があり、割引対象時間帯や対象日にはETC料金からさらに30%オフになります。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「平日昼間でもETC割引が受けられる高速道路は?」