ガソリン代を安く抑える鉄則のひとつが「高速道路のSA・PAでは給油しない」というもの。とはいえ、ガソリン給油のために高速道路を途中下車すると、高速料金がかえって高くなることも…。長距離ドライブに出かける際には、高速道路を途中下車しても料金が高くなることのないポイントを押さえておくことが肝心です。

高速は途中下車すると料金が高くなる

高速道路の通行料金は、ほとんどの区間について途中下車して乗り直すと料金が高くなる仕組みです。高速道路を途中下車すると料金が高くなる理由は2つあります。

高速道路の途中下車で料金が高くなる理由1つめは、通行料金に利用1回あたり税抜150円が追加されること。高速道路を途中下車すると料金が150円分確実に高くなるわけです。

高速道路の途中下車で料金が高くなる理由2つめは、100km以上の長距離走行分には25~30%の割引が適用されるため。高速道路を途中下車すると走行距離が短くなって割引が適用されなくなって、料金が高くなるのです。

高速の途中下車でガソリンを給油する

高速道路のSAよりIC周辺のガソリンスタンドが1リットルあたり5円ほど安い場合、いったんICで途中下車して30リットル給油するとガソリン代が150円安い一方で、同額の利用料金がかかるということ。

さらに、距離による割引は高速道路の途中下車でリセットされてしまうため、長距離ドライブでいったん途中下車すると料金はかえって高くなるため損です。

とはいえ、高速道路を途中下車しても通行料金が高くなることのないICも全国各地に存在。それは、通行料金の計算方法がその前後で変わる地点です。東名高速の東京ICのようにNEXCO3社路線と都市高速の接続ポイントが、高速道路の途中下車で通行料金が高くならないICとしてまず挙げられます。

高速の途中下車で料金が変わらないIC

同じNEXCO3社路線であっても通行料金の計算方法が変わる地点があります。例えば、高速道路の関越道を埼玉方面から走行し練馬ICで途中下車し、大泉ICから外環道へ乗り直すと、大泉JCT経由で連続走行した通行料金と同額で高くなることはありません。これは、関越道と外環道の料金が別計算になるためです。

こうした高速道路を途中下車しても通行料金が高くなることのないポイントは、京葉道路と館山道が接続する蘇我ICなど各地に存在。これらのポイントを覚えておくことで、高速道路外でお得にガソリン給油などができるのです。

ただし、京葉道路では東関道~京葉道路~館山道のように走行した場合に、東関道と館山道を連続走行とみなす通行料金の特例があり、蘇我ICで高速道路を途中下車すると料金が高くなるケースがあることには注意しましょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「高速を途中下車しても料金が高くならないICとは