夕方から夜間にかけての窃盗を“宵空き”と言います。空き巣は人が帰宅する時刻、遅くとも夜19時頃までには盗みを終わらせたいわけです。この時期は日が暮れるのが早く、家に人がいる場合、17時頃には電気をつけるでしょう。留守かどうかは一目瞭然。秋から冬は空き巣が好む季節です。空き巣対策が必要な季節は「秋から冬」の理由はここにあります。
空き巣対策は嫌いなものを意識する
空き巣対策ではまず玄関のカギを強化します。住宅侵入では、圧倒的にカギの無締まり宅が狙われます。玄関からの侵入を防ぐ空き巣対策には、無締まりをしないことと、カギを強化することの2つが重要です。空き巣対策に玄関にカギを2つ付ければ、解錠に時間がかかって侵入を諦める確率が上がるでしょう。
空き巣はターゲットを定める時、必ず下見を行います。空き巣が嫌うのは「目・光・音」です。人の目や防犯カメラがないか、街灯や防犯ライトはないか、警報が鳴らないかなどを探ります。
空き巣が嫌う「目」といえば、人の目と防犯カメラ。人感センサーでLEDライトが点滅するタイプの物は「光」が泥棒への威嚇になり、空き巣対策により効果的でしょう。玄関ドアスコープの覗き見防止金具は空き巣対策の必須アイテム。目隠しをして、玄関ドアの外から中を覗く空き巣の目を潰しましょう。
空き巣対策は網戸を錠側にセットする
侵入窃盗で多い手口が、認知件数の約31%を占めるガラス破りです。ガラス破りに慣れている空き巣は、1分から遅くとも3分以内で突破します。窓からの侵入を諦めさせる窓用防犯フィルムは、空き巣対策に有効です。
空き巣が嫌う「音」について、熟練した日本の空き巣は物音をほとんど立てず室内に侵入します。例えば、外でクルマが通った時のエンジン音に紛れてガラスを破るなど、周囲の環境をも利用するのです。
そこで、簡単にできる空き巣対策が網戸をガラス戸のクレセント錠のある方にセットしておくこと。ガラス破りするために網戸を動かさなければならず、この時に音が鳴るので空き巣は嫌がるのです。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「秋から冬に増える空き巣にはどんな対策が有効?」