「警察犬」の主な活動は、現場に残された遺留品の臭いからその足取りを追ったり、行方不明になった人の臭いを辿り探し当てる「足跡追及活動」、遺留品の臭いと容疑者が一致するかどうかを調べる「臭気選別活動」、一定の地域内から人や物を探す「捜索活動」などです。トイプードルもいる警察犬の所属はどこの部署になるのでしょうか。
トイプードルの警察犬は警戒されない
「警察犬」の犬種はシェパードが最も多く、他にはドーベルマン、エアデール・テリア、コリー、ボクサー、ラブラドール・レトリバーが日本警察犬協会によって指定されています。
このほか、2016年には殺処分寸前で保護されたトイプードルの「アンズ」が茨城県警で採用され、話題となりました。小型犬の警察犬は、狭い場所に入ったり、細かくものを探したりできる特徴があります。
そのほか、捜索活動をしていても散歩しているにように見えるため、シェパードなどと違って周囲に警戒されにくい面もあるようです。そして、そんな警察犬が所属しているのは「鑑識課」。鑑識課には警察犬係がいて、その主な任務は警察犬の管理と運用になります。
警察犬も所属する鑑識課の仕事は多岐
警察犬も所属している鑑識課の仕事は、思っている以上に多岐にわたります。ドラマや映画でおなじみの指紋照合やモンタージュ写真などは、もちろん鑑識課の仕事。鑑識課の専門係は10以上も存在します。
警察の鑑識課は刑事部に属していますが、他の課とは独立した部署。ドラマなどでは脇役的存在ですが、鑑識課員は立場的には捜査第1課や捜査第2課の刑事などと同等です。
鑑識課にはほかにも、モンタージュ写真を作る「特殊写真係」や指紋の照合をする「指紋照合係」などがあり、専門の機器や薬剤を使って作業を行います。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「警察犬も所属する「鑑識課」仕事は多岐にわたる」