NHKの地方放送局は、各都道府県の県庁所在地に置かれることがほとんどです。その際、名称は「滋賀放送局」のような県名ではなく「大津放送局」のように県庁所在地の市名を頭に付けるのがお約束。ところが、沖縄県だけは「那覇放送局」ではなく「NHK沖縄放送局」。これは沖縄におけるNHKの歴史が関係しているのです。

NHK沖縄放送局は県庁所在地名でない

NHKの地方放送局は、本社がある東京都を除く各道府県ごとに県庁所在地へ1局設置されるのが通例です。ただし、面積が広い北海道については札幌市のほか、函館・室蘭・帯広・釧路・旭川・北見の6市にもNHKの地方放送局を設置。また、福岡県は福岡市のほか北九州市に地方放送局が設置されています。

各道府県に設置されたNHKの地方放送局は、「NHK」に続き「市」を除いた所在都市名プラス「放送局」でほぼ統一。そのため、栃木県の地方放送局は「NHK宇都宮放送局」、三重県は「NHK津放送局」のようになります。

ところが、沖縄県のNHK地方放送局は県庁所在地である「那覇放送局」ではなく県名をとった「沖縄放送局」を名称に使用。これは、NHK沖縄放送局は県庁所在地の那覇市ではない別の市町村に長年、事務所を構えていたことが理由です。

NHK沖縄放送局が那覇市になかった

NHK沖縄放送局のWebサイトによると、NHKが沖縄県に放送局を開設したのは1942年のこと。当時の事務所は、那覇市ではなくかつて琉球王国時代の首都であった首里市に置かれていました。のちに、首里市は那覇市と合併することになりますが、当時は別々の市でした。

しかし、1945年に太平洋戦争が終戦を迎えると、NHK沖縄放送局は解散。その後、NHKのルーツといえる沖縄放送協会(OHK)が1967年に開局し、翌1968年に沖縄本島での放送がスタートします。ここで、放送センターが設置されたのは那覇市ではなく隣の豊見城村(現豊見城市)だったのです。

1972年に沖縄県が本土復帰すると、OHKの業務をNHKが引き継ぎ、豊見城村にあるOHKの放送設備をそのまま利用してNHK沖縄放送局を開局します。つまり、NHK沖縄放送局は那覇市に存在しないため「那覇放送局」を名乗ることができなかったことになります。

その後、NHK沖縄放送局は2006年に那覇市内の新放送会館へ移転。現在では那覇放送局を名乗ることに問題はありませんが、長年続いたNHK沖縄放送局の名称が引き続き使用されているのです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「NHK沖縄放送局だけ県庁所在地名でないのはなぜ