ふるさと納税など「年末締め」の手続きが一通り済んで、年始をホッと過ごしている人も多いでしょう、。しかし、忘れてはならないのが「ETCマイレージ」で貯めたポイントの有効期限です。実は、ETCマイレージのポイントは無期限ではなく翌年度末まで。年度末まで残り3か月、ポイントが残っている人は忘れず交換しましょう。
ETCマイレージは会員登録でポイント
「ETCマイレージ」は、支払った高速道路の通行料金、通行回数に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントを通行料金分として還元できる仕組み。NEXCO3社(仙台松島道路を含む)のほか、本四高速・名古屋高速・愛知県道路公社(一部対象外)・神戸市道路公社・広島高速・福岡北九州高速が対象になります。
ただし、ETCマイレージのポイントを貯めるには、あらかじめ会員登録が必要です。そして、貯まるポイントは高速道路会社で異なっています。具体的には、NEXCO3社と本四高速が10円=1ポイント、名古屋高速・愛知県道路公社・広島高速・福岡北九州高速については100円=1ポイント、神戸市道路公社は50円=3ポイントが基本。さらにNEXCO3社と本四高速以外の会社では、月額5000円以上の利用で割増ポイントが付きます。
貯まったポイントはNEXCO3社はまとめて集計、その他各社は会社別に集計。そして、ポイントは交換手続きを行うことにより、ETCカードで使える通行料金として還元される仕組みです。
ETCマイレージのポイントに有効期限
ETCマイレージで注意したいのは、ポイントには有効期限があること。獲得したポイントは、翌年度の3月までが有効期限です。例えば2020年3月に貯めたポイントの有効期限は2021年3月31日、つまり今年度末までとなります。
ETCマイレージを通行料金に還元する手続きには2種類あり、ひとつはWebサイトから自分で手続きする「手動還元」、もうひとつは自動的に還元される「自動還元」です。自動還元を設定すると、NEXCO3社と本四高速は5000ポイント、その他各社は1000ポイントで通行料金へ交換されます。
自動還元は便利ですが、交換ポイント数は固定制。一方、手動還元ではNEXCO3社と本四高速は1000ポイント、神戸市道路公社は200ポイント、その他各社は1000ポイントから交換可能です。
ETCマイレージのポイントを手動還元
NEXCO3社と本四高速の場合、1000ポイントで交換すると500円なのに対し、3000ポイントは2500円、5000ポイントは5000円と、まとめて交換した方が得する仕組み。とはいえ、期限切れで失効しては意味がないので、3月末失効のポイントは1000ポイント単位でも手動還元しておくべきでしょう。
また、NEXCO3社と本四高速以外の会社のポイント交換は、神戸市道路公社が200ポイント=100円分、その他各社は100ポイント=100円分とレートが固定。まとめて変えるメリットがありません。このため、自動還元ではなく、少しでも貯まったらポイント交換する利用法がおすすめです。
なお、ETCマイレージのポイントから還元された通行料金分は、有効期限はありません。ETCマイレージを退会しない限り、この通行料金分は高速道路利用時に優先的に利用されていく仕組みです。
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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「残り3か月で失効「ETCマイレージ」ポイントとは」