盗聴波探しでは、せっかく盗聴器の電波を発見しても「サーッ」という音しか聞こえないこともあります。これは盗聴器が仕掛けられた部屋が留守で室内が無音の状態。無音でも空間の広がりが感じられます。こういった盗聴波を発見したときは、緊急車両のサイレン音がまさに救世主ともいえる存在になるのです。

盗聴器の電波を発見しても無音の場合

盗聴器の電波を発見しても、必ず音が聞こえてくるわけではありません。盗聴器が仕掛けられた部屋が無人や無音であれば当然、盗聴器の電波からは何の音も聞こえてこないでしょう。

そんな時は、クルマのクラクションを鳴らしてみてください。生活道路に入り込んだ時に周辺をグルグル回っていると、不審なクルマに見られます。動きを最小限に抑えたい時に使えるテクニックです。

これは盗聴器にクラクションの音を拾わせるのが目的。受信機から聞こえた音の感じから、盗聴器とのおおよその距離感がつかめます。ただし、あまり多用はできません。

発見した盗聴器の電波からバイクの音

住宅街など静かな場所では効果的な方法ですが、無闇にクラクションを鳴らさずに短く1回を厳守しましょう。また夜間は絶対に控えるべきテクニックといえるでしょう。

大通りでは、街の音を利用するのは常套手段。発見した盗聴器の電波からバイクの音が聞こえてきたら、発信源は通りに面した建物であると推測できます。

受信機から聞こえてきた緊急車両のサイレン音と、向かって来る救急車がリンクしたことで、発信源の方向を特定できたという話もあります。救急車のサイレン音は走行中は鳴りっぱなしなので、盗聴波が飛んで来る方向がハッキリわかるでしょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「盗聴器の電波が無音の時に発信源を絞り込む方法